復帰に期待

アンタッチャブル柴田の女性問題に終止符が打たれる日は来るのか

shibatahidetsugu.jpgDVD『お笑いTYPHOON ! DVD アンタッチャブル ~できませんはいいません~』

 ご存知のように、先日放送された日本一のコント師を決める『オロナミンCキングオブコント2010』(TBS系)では、サイゾー一推しのキングオブコメディが堂々の優勝を果たした。ハイテンションの今野に的確なツッコミを入れる高橋のコントは、まさに日本一の名にふさわしいその日一番の笑いを巻き起こした。

 これで、昨年の東京03に続き人力舎所属の芸人が2連覇をしたこととなる。しかも今大会初出場で5位と健闘したラバーガールも同プロダクション。独特のセンスにアクの強さが滲むものの、どこか共感を伴う新鮮な笑いは今後の可能性を感じさせた。

 かつては、シティーボーイズやB‐21スペシャルを抱え、少数精鋭のプロダクションとして独自路線を貫いてきた人力舎だが、すでに所属する芸人の数は関係事務所を含めると50組を越え、関東の芸能事務所としては無類の大きさを誇る。その勢いは芸人たちの活躍の度合いからみて、大手プロダクションのホリプロやナベプロに迫る勢いといっていい。

 そんな人力舎で抜群の人気と実力を兼ね備えるのが、かつてM‐1で優勝したことのあるアンタッチャブルだ。漫才というフィールドでは、その地盤ゆえ関西勢の実力は圧倒的で、向こう10年関東から優勝者は出ないとささやかれた開催当初から第四回目にして栄冠を手にしたアンタッチャブル。一夜にしてスターダムにのし上がった2人だったが、残念なことに今年の2月からツッコミの柴田が活動を休止している。

 体調不良を理由に、女性問題の泥沼化などと噂されての長期活動休止。柴田本人や事務所の公式な回答は未だなく、人力舎のホームページには以前と変わらぬ柴田の笑顔がアップされている。

「先日発売されたの『フラッシュ』(光文社)では、以前不倫関係にあったと噂される女性との密会現場をスクープされてしまいましたが、その密会をリークしたのが当の不倫相手だったという話です」(芸能関係者)

 またこの報道を受けて、別の業界関係者は次のように明かす。

「柴田は07年に急性肝炎を患って活動を一時休止したことがありますが、実は、そのときも病気はウソで本当の理由は女性問題でした。今の奧さんとも交際期間は長かったものの柴田は結婚に二の足を踏んでおり、妊娠を巡って弁護士の世話になる事態に発展。ゴタゴタの中で入籍に至っています。柴田は、どうも煮え切らない、決断力のないところがあって、結果的にトラブルを起こしてしまうのではないでしょうか」

 柴田の芸能活動休止以降、皮肉な話だが、相方の山崎は絶好調と言っていいほどの活躍を見せている。天真爛漫なキャラクターに、決して嫌味にならない愛嬌のあるしつこいボケは、すでに今のテレビバラエティでは欠かせない存在だ。

「今のバラエティを引っ張っているといっても過言ではない大人気番組『アメトーーク!!』(テレビ朝日系)でも、”山崎大好き芸人”という企画が放送されたように、ザキヤマさんは、スタッフや芸人仲間から愛される芸人です。バラエティの世界というのは、その性質上、普段からの私的な付き合いから笑いが生まれることが往々にしてあるので、所属事務所によっては活動の場が大きく制限されてしまいます。確かな実力があれば関係ないのでしょうが、誰とでも分け隔てなく関係を構築できるザキヤマさんは、事務所の枠を越えて気に入られている珍しい例ではないでしょうか」(前出・芸能関係者)

 まさに飛び道具のように突如繰り出される山崎のボケに、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)などでは、常に山崎の両脇にツッコミの上手な次長課長の河本やブラックマヨネーズの小杉が配置される。天丼を闇雲に繰り返す山崎のテンションの高いボケに、2人の甲高いツッコミは十分面白いが、ファンとしては、もう一度山崎に対する柴田の速射砲的なツッコミが見たいものだ。

 M‐1優勝時には、審査員の島田洋七から「ツッコミがうまい」と無条件の賞賛を浴びたアンタッチャブル柴田英嗣。活動休止から半年以上経過して、後輩芸人がコント日本一になり、バラエティ界も日々変化している。何事もなければ今頃アンタッチャブルとしてゴールデンで冠番組をやっていてもおかしくないだけに、巨大になった事務所の力を駆使して、人々が忘れる前になんとか復帰してもらいたい。
(文=峯尾/http://mineomineo.vox.com/

「リチャードホール 栗井ムネ男コレクション くりぃむしちゅー×アンタッチャブル」

 
ジャケ写を見ただけで思い出し笑いが……

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