行き過ぎた愛情に注意

AKB48握手会 不衛生すぎる行為で性病感染!? 

20100419.jpg『神曲たち(DVD付)』キングレコード

 人気も知名度もうなぎ昇りの「AKB48」の一部ファンが完全に”暴走”しているという。先月行われたイベントでは握手券にまつわる偽造や盗難などのトラブルが多発し、イベント自体が中止にまで追い込まれた。また今月1日に都内で行われた新曲「桜の栞」(キングレコード)発売記念握手会では、1万1000人を動員したが、イベントのたびに大挙して行列する”徹夜組”に対して事前に自粛を促した。メンバーの私物や関連グッズの盗難事件も相次ぎ、過熱したファンの暴挙は枚挙にいとまがない。

 偽造握手券が確認されたのは、3月20日、東京都文京区の「ラクーアガーデンステージ」で開催されたAKBの派生ユニット「渡り廊下走り隊」の新曲発売記念イベント。新曲CDに同封され、それを持って会場を訪れればメンバーと握手できるという握手券だが、偽造されたものを少年2人が所持していた。2人は同じ男から「会場で受け取った」と説明しており、直前の17日に名古屋市内で開催された同イベントでも、回収した握手券の中に十数枚の偽造券が混じっていた。さらに、使用済み握手券の盗難も発覚し、イベントは急きょ中止された。発見された偽造券2種類のうち、1種類は東京の少年2人が持っていたものと酷似していたというから、人気に目を付けて金儲けを企んだ組織的な犯罪なのでは、という疑念も浮かぶが、ファン全体のモラルが低下しているのではないか、とAKBファンの男性は話す。

「最初は地下アイドルが好きな、年季の入ったアイドルヲタが多かったんですが、売れたことで古参ヲタの現場離れが進み、ファンの年齢層が下がって、今じゃ高校生や大学生ばかりになってしまった。そうした理由もあって、モラルの低下が進んだのかもしれない」

 AKB48の当初のコンセプトである、「会いにいけるアイドル」の最後の砦となっている握手会だが、握手券の中には、お気に入りのメンバーを”指名”して握手できる券もあり、ネットオークションでは数千円の値がつく。昨年11月には、握手券を持っていないのにネット上で購入を持ちかけ、大学生の男が10枚分の代金2万円をだまし取り、詐欺容疑で警視庁に逮捕された。

 ファンの間でも、握手会での一部の暴挙は問題視されている、と先程の男性は話す。

「最後に握手をするためわざと行列に並ばない、『◯◯って思ったよりブサイクだな』など暴言をつぶやく、汗だらけの両手で強く握りしめ上下に激しく揺さぶる、あげくは、握手会直前に自慰行為をし、その汚れた手で握手するというツワモノもいます。握手会の会場近くのトイレからはファンがオナニーする声が聞こえる、というのは有名な話です。また、握手会のあと家に帰り、手を洗わずにそのままオナニーするファンは非常に多いと思います」

 いきすぎた愛情表現というべきか、一時の快楽のための自分勝手な行為というべきか分からないが、なんとも不衛生な話である。彼女たちに性病などが移ったりはしないのだろうか、と余計な心配もさせる。ある医療関係者はこう話す。

「基本的にSTD(性病)は、細菌、ウイルス、クラミジア、真菌(カビ)、原虫、寄生虫などの微生物が原因で、これに感染している人の精液、膣分泌液、血液、患部(ブツブツ、イボ、ただれなどの症状)組織が性行為により相手の性器、肛門、口などの粘膜や皮膚と接触することにより感染します。よって精液と皮膚の接触のみの感染は非常に低いと思われますが、その可能性も否定はできません」

 ファンのモラルに生死が左右されるとは、アイドルとは実に因果な商売である。

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