＊イメージ画像：『g@me 写真集 ☆TOKYO STREAM』写真：平間至／扶桑社刊 先週、六本木ヒルズアリーナで映画『TRICK 霊能力者バトルロイヤル』の試写会が催され、レギュラーキャストの仲間由紀恵（30）、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子と、今回が初参加となる佐藤健、夏帆、片瀬那奈、そして堤幸彦監督が登壇し、舞台挨拶を行った。仲間演じる奈緒子の母役の野際は、10周年を迎えた本シリーズにちなみ、10年間の変化に言及。「変化は、矢部さん（生瀬）の髪の毛が少し増え、阿部さんの背がまた伸びたこと」と話し、仲間の胸元を凝視してから「奈緒子の貧乳が、なぜか少し……成長した？」。すかさず仲間が「成長しました！」と嬉しそうに答えると、客席から「おめでとう！」という声が挙がった。
だが、ネット上では「仲間から貧乳をとったら何が残るんだよ」という”貧乳派”の嘆きが噴出。また、貧乳議論から発展して「綺麗なのに色気がない」「仲間由紀恵って全然エロを感じないよな 」という声も聞かれた。よく「恋をすると胸が大きくなる」と言うが、仲間の胸が成長したと聞いてもなぜか「恋人が出来てエッチしまくって、胸が大きくなったのかも？」といった妄想には直結しない。不思議と仲間からは、性的な匂いが全く感じ取れないのだ。
仲間といえば清純派女優というイメージが強いが、元々はヤンキー気質を持ち合わせており、あの工藤静香に憧れて「沖縄タレントアカデミー」に入学したことが芸能界への第一歩だった。その後、東京パフォーマンスドールに一時在籍するなど、アイドルとしての下積み活動も長い。1997年には、アニメ『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』ではラピス・ラズリ役で声優デビュー、10代～20代前半の頃は水着グラビアなどにも挑戦し、かなり大胆なビキニショットなども披露している。確かに当時のグラビア写真を見る限り、スレンダーボディの彼女はお世辞にも巨乳とはいえず、推定Bカップといったところか。とはいえ、貧乳でも色気のある女性は少なくないのだが、なぜか仲間は、挑発的なポージングをしていても、色っぽい表情をしていても、”エロ”に結び付かない。
そんな仲間がブレイクしたのは、00年のドラマ『TRICK』（テレビ朝日系）の山田奈緒子役。02年には続編の『TRICK2』、そして『ごくせん』に主演、”ヤンクミこと”山口久美子役で人気となる。この年は初のNHK紅白歌合戦審査員を務める。05年には紅組司会、06年には大河ドラマ『功名が辻』に山内一豊（上川隆也）の妻の山内千代役で主演。 この辺りからNHK色が強くなっていき、現在も紅白司会を務めるに至っている。実は仲間は26歳のときに『ダウンタウンDX』（日本テレビ系）で処女であることをカミングアウトしている。NHKといえば極端にスキャンダルを嫌うため、そういう意味でも”スキャンダル処女”の仲間は安心してキャスティング出来るのだろう。
ところが、仲間の”処女”がついに破られた。昨年11月に俳優田中哲司（44）と熱愛が報じられたのである。仲間の所属事務所では「番組で何度か共演させていただいておりますので、ほかの共演者の皆さんとお食事をご一緒させていただいたり、鍋パーティーをしたりと仲の良い友人の1人です」と、親密な関係を認めた上で「現況はそれ以上でもそれ以下でもないとのことです」と説明。田中は蜷川幸雄演出の舞台などで活躍し、最近は映画やドラマへの出演が多い。NHK大河ドラマ『龍馬伝』にもこれから徳川慶喜役で登場予定と、今後さらに知名度があがりそうな俳優ではある。そういう意味では尊敬できる関係なのだろう。ただ、仲間の人気や知名度などを考えると、やや釣り合わないというバッシングも起こった。しかも仲間は「まだまだ結婚は考えていないし、今後も精力的に仕事に臨む予定」だと言う。年齢的には結婚してもおかしくないだけに、秘かに囁かれ続けている”レズ疑惑”を払拭するためのダミーの恋人だったという可能性も捨てきれない。
”処女公言””NHK””レズ疑惑”、これらの要素が、仲間由紀恵という女性から”エロ”の要素を浄化しているのかもしれない。ちなみに彼女の所属事務所は、城之内早苗や生稲晃子といった元おニャン子クラブ、小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみ、渡辺麻友などAKB48が多数在籍する大手の「プロダクション尾木」。仲間には、同世代の男性たちをトリコにする技量を持つアイドルたちから、”色気”をぜひ学んでもらいたい。
（文＝高田コウイチロー）
現段階でもっともセクシーな仲間由紀恵!?
