トコショー、ふたたびの対決
出会い系サイト遊びの中で最も嬉しい出来事は、女性のほうから二度目のデートを誘ってもらえることだ。
存在価値を認めてもらえたような気分となり、「チンカスみたいな俺でも生きていていいんだ!!」と叫びだしたくもなる。
今回はそんな二度目のデートを誘ってもらえた話だ。
土曜の夜の23時過ぎに、LINEのメッセージが届いた。送り主はエリちゃん。今年の4月に筆者愛用の出会い系サイト【イククル】でゲットした24歳の会社員の女性だ。
その初回のデートの模様は当コラムでも既に紹介済みだ。↓
所沢ショーイチ、出会い系サイト奮闘記 ケツ毛の長い人は地球に優しくない。 用を足した際に水やトイレットペーパーを大量に使用することになるので、環境破壊の一因になっているはずだ。 地球に優しくできない人が異性に優しく
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ショーイチさん。こんな遅くにごめんなさい。
明日の日曜、もしお時間があるようでしたらまた会ってもらえませんか?
お昼くらいから夜までずっと空いているので、ショーイチさんの都合のいい時間があるといいのですが…。
もし難しいようならまた来週にでもお誘いさせてもらいますね。
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いきなりのお誘いだが、筆者は女性からのお誘いを断るという選択肢を持ち合わせていない。
速攻で返信を行う。
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ありがとう、エリちゃん。
こうやって誘ってもらえて本当に本当に嬉しいです!!
明日、もちろん大丈夫ですよ。
でも、できれば1秒でも早く会いたいので、昼過ぎに待ち合わせできたらと思います。
前回同様、新宿のアルタ前での待ち合わせで大丈夫ですか?
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こうして翌日のお昼1時に待ち合わせすることになった。
待ち合わせ場所に現れたエリちゃん。マスクで顔のほとんどの部分が隠れていたが、二度目のデートなので彼女の可愛い顔はよぉく覚えている。
愛嬌のある可愛い顔で、決して美人とは言えないが筆者のドストライクのタイプなのだから。
そんなエリちゃんが突然謝ってきた。
「ショーイチさん、ごめんなさい」
ま、まさか!? 急用でドタキャンとかするのか? 「え?」と言葉を詰まらせてしまった。
「いきなり誘っちゃってご迷惑じゃなかったですか?」
ほっ。
会社員として働いている彼女なので、社会人の常識として謝罪してきたようだ。
「なに言ってるの? ただただ嬉しいだけだよ。こうやってまた連絡くれて本当にありがとう」
「そ、そんなお礼を言うのは私のほうです」
顔の表情は分からなかったが照れているようだ。
「前回も言ったよね。俺はエリちゃんみたいな顔が大好きなんだよ。だから嬉しすぎて昨夜はよく眠れなかったくらいなんだから」
「は、恥ずかしいです」