ヘコヘコと振っていた腰の動きを緩め、なんとか誤魔化そうとしたが、ここでゆかりチャンが想定外の動きをみせた。
ガシッ!
その太い両足を、筆者の腰の部分でクロスさせてきたのだ。完全に逃げ場を塞がれた格好だ。
さらに、下半身を揺らしてくるゆかりチャン。その動きにつられる形で、ピストン運動が徐々に加速することに。
「ちょ、ちょっと待って! そんなに動かれたら出ちゃうよっ!」
「いいの、来て! 来て、ショーイチさん!」
エッチが始まって、やっと母音以外の言葉を発したゆかりチャン。
来てと言われたからには遠慮はいらない。ガガガガと4、5回高速ピストンを繰り出したところで、頂点に達してしまった。
ふぅ。
こちらが射精した後も、ゆかりチャンは下半身を前後に揺らしてピストンを促してくる。
「す、ストップ! そんなに激しくされたら、中でコンドームが外れちゃうよ」
「は、はい。ゴメンなさい」
ここでようやくクロスしていた足を解いてくれ、拘束から解放された。
その後、ホテルを出て、JR池袋駅の改札まで彼女を見送った。
「良かったらまたメールしてよ」
彼女にそう言ったものの、再会は微妙だ。もし彼女から連絡がきても、あの下半身を思い出して二の足を踏んでしまうかもしれない。
ちなみに、筆者の自宅から徒歩2分のところにもA系のスーパーがある。これからはスーパーでレジ打ちのパートさんを見かけるたびに、複雑な気持ちになってしまいそうだ。
(文=所沢ショーイチ)