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こんにちは、チサトさん。
都内の会社員、ショーイチ・38歳です。
さきほど偶然チサトさんの書き込みを見ました!
今日はもう仕事が終わったので、今すぐでも数時間後でも待ち合わせ可能です。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、
チサトさんと楽しい時間を過ごしたいです。
ご検討のほど、よろしくお願いします。
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少しあっさり目の内容だったが、返信はすぐに届いた。そこからとんとん拍子に話が進み、新宿アルタ前で待ち合わせすることになった。
約束の数分前に到着。あらかじめお互いの服装をメールで伝えあっていたので、目を皿のようにしてチサトちゃんを探す。すると、すぐにそれらしき女性を発見した。
ぐぬぬぬぬっ。
彼女は、女性芸人・渡辺直美がブレイクした時ぐらいの体型だった。いまの渡辺直美より数十キロは痩せているが、それでも十分ふくよかな体型だ。
普通の人から見ればハズレ物件以外の何物でもないだろう。しかし、ストライクゾーンの広い筆者にしてみれば、辛うじて許容範囲内だ。
それに、これだけふくよかなら、巨乳の可能性もかなり高そうだ。そう判断し、ゆっくり彼女に近づいていった。
ぐぬぬぬぬぬぬぬっ。
顔の造作がはっきり分かったところで、躊躇してしまい、足が止まりそうになった。
彼女は目がとても細く、一重の瞼がとても分厚い感じ。能面みたいなイメージとでも言えばいいのか、顔全体にメリハリがなかった。
こ、これは難易度が高そうだぜ!
まっ、顔に多少の難があったところで、エッチに支障はない。部屋を暗くするなり、目を閉じて事にあたればいいだけの話だ。
やれる、やれる、やれる! 俺はやれるぜぇぇぇ!!
そう己を鼓舞しながら近づいていくと、向こうもこちらに気づいたようで目と目があった。
もう後戻りはできない。スケベそうな顔にならないよう少しだけ笑みを浮かべ、彼女に声をかけた。