室内に戻り、照明を暗くしてからベッドイン。
「痛いことや汚いことはしないから、安心してね」
そう声をかけ、まずは軽めのキス。もちろん筆者の瞼は固く閉じたままだ。
さっさとキスを終え、カノコちゃんが巻いていたバスタオルをはぎ取ってみる。
チッ! なんて貧相な体なんだ!!
オッパイは蚊に刺されて膨らんだ程度しかなく、なんなら筆者のほうがバストサイズが大きそうだ。
まぁ、スレンダー体型なので、これは辛うじて想定の範囲内だった。しかし、視線を下に向けると、さらなる驚きが待っていた。
上半身から下半身にかけてのラインが、ズドーンとほぼ一直線!!
クビレのクの字もありゃしない。これぞずん胴体型といった具合で、ますます筆者のやる気が下がってしまうことに。
こうなったら、久しぶりにアレをやるしかない!
クンニの体勢をとった筆者は、目を閉じながらマンコを舐め始めた。同時に、脳内で般若心経を諳んじる。
かんじざいぼさつ ぎょうじんはんにゃはらみたじ しょうけんごうんかいくう どいっさいくやく しゃりし しきふいくう くうふいしき しきそくぜくう くうそくぜしき じゅそうぎょうしきやくぶにょぜ…。
一心不乱に276文字を唱えながらクリを舐めたり、尿道口や膣口を唇で刺激していく。
幸いにもマン臭はほぼ皆無だったので、心が乱されることはなかった。
誤解しないでほしいのだが、筆者は無神論者だ。般若心経を諳んじることができるのは、若い頃に中二病をこじらせたことによる副産物にすぎない。
一部のアスリートが競技前に般若心経を唱え、精神集中によってレベルの高い結果を残していると物の本で読んだことがきっかけだった。
俺も般若心経を諳んじることができれば、少しはモテるのでは? そんな意味不明な妄執に憑りつかれていた時期があったのである。
しかし、この般若心経クンニを2周分行っても、カノコちゃんの口からアヘ声が漏れることはなかった。
舌先に伝わってくるのは己の唾液の味のみで、マン汁もほとんど分泌されなかった。
ポキッ。
ここでついに心が折れてしまった。
唾液でマンコは濡れてるから、入れても痛みを与えないだろう。そう判断した筆者は、3週目の般若心経クンニを行いながら愚息をシコシコと擦り始めた。
ギンっ!!
自らのハンドジョブでアッという間に固くなる愚息。だが、これは一時的なもので、愚息を騙しとおすことは難しそうだった。
「もう、入れさせてね」
そう彼女に断り、サクッとコンドームを装着。四つん這いになるよう指示し、後背位で挿入した。