そうこうしているうちに、ホテル街に到着。筆者は一切の迷いなくグレードの高いラブホを指さした。
「あそこに入ろうか? お風呂が広くて綺麗なんだ」
「はい。楽しみです♪」
ここで、K子ちゃんが急に腕をからめてきた。
突然のボディタッチに驚きながら、なんとか冷静さを保つ筆者。
傍から見たら本物のカップルにしか見えないだろう。
心臓をバクバクさせながらラブホの入り口をくぐり、チェックイン作業。部屋に入ると、おしゃべりを再開させた。
「それじゃあ、どんなエッチがお望みなのか聞かせてくれるかな?」
「え、えっとぉ」
「ほら、せっかくここまで来たんだから、後悔しないように正直に教えて」
「そうですよね。たくさんアソコを舐めてほしいです」
「ん? そんなの当たり前のことだよ。他にはないのかな?」
「それだけで十分です。今の彼はあんまり舐めてくれないので…」
「分かったよ。じゃあ、アソコがふやけちゃうくらい舐めるからね」
「フフフ、お手柔らかにお願いします」
まずK子ちゃんがシャワーを浴び、その後、入れ替わりで筆者が浴室に入った。
シャワーの温度が適温になるのを待たず、ボディソープを愚息に擦りつけてシコシコ。
ふぅ。
わずか10数秒でザーメンを床にブチ撒けた。これでみっともないくらい早い発射は防げるはずだ。
シャワーでザーメンを流した後、
どうやってK子ちゃんをメロメロにしてやろうか? 2度目、3度目のデートに結びつけるために、絶対に筆者の愛撫の虜にせねば!
そんなことを考えながら丁寧に体を洗った。
何食わぬ顔で部屋に戻ると、K子ちゃんはベッドに潜りこみ、ひょこっと顔だけ出して待っていた。
「歯磨きするからもう少し待っててね」
洗面台の脇には、すでに使用された状態の歯ブラシが置いてあった。どうやらK子ちゃんはしっかり歯磨きしたようだ。こちらも念入りに歯磨きし、最後に温水で手を洗い流した。
実は、この“温水で”というのが重要なのだ。夏場といえど、室内はエアコンが効いているので体温は低くなりがち。冷たい手で愛撫を始めようものなら、女性が必要以上に身構えてしまい、感じ始めるまで時間がかかってしまう。そんな事態を避けるため、手のひらの温度を高めておくのだ。
こうして準備を終え、彼女が待つベッドに潜り込んだ。