待ち合わせ場所は、新宿アルタ前。そわそわしながら待っていると、ほぼ時間ちょうどにK子ちゃんらしき女性を発見!
ほぇぇぇ、細くて頭ちっちゃくて、モデルみたいだなぁ…。
彼女から滲み出る“イイ女”オーラに気圧されてしまいそうになる。
こんな上玉と今からセックスできるだなんて!!
腰に手をあて、背中をのけ反らせて絶叫してしまいたくなった。
向こうはまだ、こちらに気が付いていないようだった。筆者は軽く息を整え、下卑た笑みにならないよう注意しながら頬の筋肉を緩めた。
どうか、実物を見て引かれませんように!!
神に祈りながら、ゆっくりとK子ちゃんに近づいていき、声をかけた。
「こんばんは、K子ちゃんだよね?」
「あっ、はい! ショーイチさん、ありがとうございます!」
「え?」
「私の都合に合わせてくれて、本当に嬉しいです」
「も、もちろんだよ」
「フフ、いただいた写メのままですね」
「そ、そうかな?」
「はい。ショーイチさんはガッカリしていませんか?」
「あり得ないよ! ほら、周りを見てごらん。みんな羨ましそうな顔してるよ」
「ええっ?」
「美女と野獣の組み合わせだから、目立ってると思うよ」
「そ、そんなぁ。ショーイチさんだって十分セクシーですよ」
「な? 俺がセクシー?」
「はい。すごく優しいエッチをしてくれそうなので…」
周囲にたくさん人がいるにもかかわらず、“エッチ”という単語を繰り出すK子ちゃんの大胆さに驚かされた。
「じゃ、じゃあ、さっそくホテルに向かおうか?」
もちろん筆者は、“ホテル”の部分をK子ちゃんにだけ聞こえるボリュームで伝えた。
「はい。お願いします!」