「し、ショーイチさん」
「ん? どうかした?」
「き、キスしてほしいです」
「うん」
正常位でハメたまま、上半身を密着させてキス。
ギゅっ!!
その途端、C子ちゃんがまた筆者の背中に両手を回してきた。
さっきとは違い、爪を立てることはなく、きつく抱きしめてきたのだった。
そんな窮屈な状態で、筆者はゆっくりと腰を動かし始めた。
ギリギリリッ!!
こちらがピストンを始めると同時に、またもや爪を立ててくるC子ちゃん。
彼女に悪意がないことは分かっているので、爪を立てないでくれとは言えなかった。
歯を食いしばりながら、ヘコヘコと腰を振り続けること数分。発射の前兆が訪れた。
いつもなら、ここでなんとか気を反らし、耐えようとするところだ。しかし、この時は背中の痛みから逃げ出したい気持ちが優先し、さっさと発射することにした。
「も、もうダメ!! い、イクよっ!!」
ガガガガガッと腰だけを前後に激しく動かし、無事に絶頂を迎えることができた。
ふぅ。
こちらがイッたのと同時に、彼女の腕が筆者の背中から離れていった。
ほっ。
痛みから解放された筆者は、安堵しながらC子ちゃんに軽くキスするのだった。