「やっぱり緊張してるよね?」
「は、はい」
「こういうサイトで男性と会うのは何回目なの?」
「き、今日が初めてです」
「そうなんだぁ。じゃあ、待ち合わせ場所に来るの、怖かったんじゃない?」
「こ、怖くはなかったです。でも、緊張しちゃって…」
「え? 怖くなかったの? 見ず知らずの男に会うっていうのに?」
「は、はい。だってショーイチさん、メールの文章とかもすごく優しそうだったので…」
「それは危険だよ!」
「え?」
「メールの文章なんて、いくらでも装えるでしょ? そういうので男を判断するのは危ないよ」
「そ、そういうものなんですか?」
「うん。でも、安心してね。俺は死んでも女性の嫌がることができない性格だからさ」
「は、はい。ありがとうございます」
この後に控えているエッチをより楽しむためには、リオナちゃんに安心してもらうことが必要不可欠。
普段は無口で、初対面の人と会話するのがとにかく苦手な筆者だが、エッチのためならどんな苦労も厭わないのである。
無事ホテルに到着し、部屋に入室。ここからさらに突っ込んだ質問をしてみることにした。
「ちなみに、リオナちゃんが最後にエッチしたのはいつなの?」
「え?」
「旦那さんとエッチしてるのかなぁって思ってさ」
「え、えっと、3か月くらいしてません」
「えっ、そんなに? もしかして、旦那さんはかなり年上とか?」
「い、いいえ。3つほど上なだけです」
「ってことは、まだまだやりたい盛りだよねぇ?」
「仕事が忙しいみたいで…」
「そうなんだぁ。ところで、結婚してどれくらい経つの?」
「去年結婚したばかりで…」
「それじゃあ、淋しいよね?」
「は、はい」