【元デリヘル店長の回想録】風俗嬢たちの狂った金銭感覚


【番外:お金もないのにホストクラブで遊ぶ風俗嬢】

 B美の様に、実際にお金をガッツリ稼いでいる、経済力のある人間ばかりがホストクラブの顧客ではありません。

 A子の様に、一時的な人気で稼いだお金をホストクラブで使い、その快感が忘れられずにホストに通い続ける女性も多いのです。

 ホストたちは風俗嬢を接客することに慣れており、どうすれば自分に好意を抱いてくれるかを知り尽くしています。

 そして、その好意を利用して、お金を自分に落とさせる方法も熟知しているのです。

 彼女たちは、ホストが「自分のことを分かってくれている」「この人は信用できる」と思いこんでしまい、ホストに会いたい、好かれたい一心から彼らにお金を貢ぎます。

 さて、ではお金のないキャストがどうやってホストクラブで遊んでいるのか、それはホストの世界にある「カケ」の制度を使っているからです。

 女性の間では「未収」とも呼ばれる制度ですが、簡単に言えば、その日呑んだ分の料金を別の日にまとめて払うというもの。要は、ホストに借金して楽しんでるわけです。

 そして、未収を払い終えたら、またカケで飲む、また払い終えたら…と、延々ループしていく仕組みになっています。

 ホストにハマるキャストたちは、何のために風俗で働いているのかも忘れ、ホストの未収を返すために、毎日せっせと風俗に身を落としているのです。

 自分の体を使って稼いでいる大切なお金、もちろんどう使うかは本人の自由ではありますが、少なくとも賢い使い方ではないということは確かでしょう。

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