あ、こりゃ、アカンやつだ。
こうなったらお終いだ。「やっぱりこのままイカせて!!」と彼女に言い、すぐにチンコを根元まで挿入して小刻みにピストンしていく。
ふぅ。
残りのザーメンをきっちり出し切り、膣外で射精するという惨めな事態は避けられた。
そのまま少しだけ余韻を味わってから、チンコを引き抜いて後処理を開始した。
「ゴメンね。スグにイッちゃって」
「ちょっと驚いたけど、全然平気ですよ」
「実は三日くらい抜いてなくて、溜まってたんだ」
「そうだったんですかぁ」
真っ赤な嘘をつき、その場を取り繕う筆者なのだった。
その後、帰り支度をしながら連絡先を交換し、再会を約束。こうして、無事にデートは終了した。
そのデートから、すでに1週間が経過。まだ彼女からの連絡は来ない。やはり筆者の早漏ぶりに呆れてしまったのだろうか?
こちらから連絡してみたい気持ちもあるが、振られるのが怖くて連絡できずにいる。
“来るものは拒まず、去る者は追わず”を信条にする筆者だが、要するに振られるが怖いというただの臆病者に過ぎないのだった。
(文=所沢ショーイチ)