笑顔を見せながら応対してくれたサキコちゃん。
「あまり緊張してないのかな? こういう遊びって初めてでしょ?」
「はい。さっきまでものすごく緊張してたけど、ショーイチさんを見て安心したのかも」
「そりゃ良かった。じゃ、早速だけど向かおうか?」
「はい♪」
こうしてノリノリでホテル街に向かって歩き始めた。その道中、声を潜めながら彼女の性事情を聞いてみることにした。
「サキコちゃんは大学生なの?」
「はい。3月で卒業です」
「4月から社会人なんだよね?」
「はい」
「じゃあ、今が学生時代最後の遊べる時期ってことだね」
「そうですね」
「でも、それだけ可愛いんだから彼氏とかいないの?」
「全然ですよぉ」
「あっ、分かった!! 女子大とかなの?」
「普通の共学ですよ」
「そうなんだぁ。周りの男は馬鹿なのかなぁ?」
「え?」
「俺だったら絶対に放っておかないけどなぁ」
「そんなことないですよ」
「あえて彼氏を作らなかったとか」
「うーん、どうでしょう。就職活動とゼミとバイトでそれどころじゃなかったので…」
「もしかして、単位がギリギリだったとか?」
「あっ、分かっちゃいます? 4年なのに週に5回も学校に行ってたんです」
「それは大変だったね。でも、無事に乗り切れたんだね」
「たぶん大丈夫です」
「ホッとしてこういうサイト遊びを始めたんでしょ?」
「そ、そうですね。4月からまた忙しくなると思うので、思いきっちゃいました」
「ちなみに、エッチはどれくらいぶりなの?」
「えっとぉ、半年ぶりくらいです」
「そうなんだぁ。じゃあ、今日は満足してもらえるよう頑張るね」
「フフ、楽しみです。でも私も頑張りますね」
「お、おう。じゃあ、ふたりで楽しもうね」
※本サイト「メンズサイゾー」(https://www.menscyzo.com/)に掲載されているイラスト・写真・文章の無断転載を固く禁じます。