ここで急に、彼女が誰に似ているのか思いあたってしまった。それは、今から30年近く前に活躍していたアイドルグループ『CoCo(ココ)』のメンバー羽田惠理香だった。
当時の筆者は今でいう“箱推し”で、メンバー5人と乱交するという妄想をよくしていた。特に美形メンバーの羽田惠理香はお気に入りで、妄想の中では彼女を相手にフィニッシュすることが多かった。
しかし、弱冠18歳のアイカちゃんに「羽田惠理香に似てるね」と言っても、きょとんとされるだけだろう。言いかけた言葉をぐっと飲みこみ、ひとり納得することにした。
そうこうするうちにホテルに到着。もちろん、いつも使用しているところよりグレードの高いラブホテルだ。
部屋に入り、まずは飲み物で喉を潤し、その後、会話を再開させた。
「ところで、アイカちゃんの誕生日は何月なの?」
「2月です」
「じゃあ、もうすぐ19歳だね」
「そうですね」
「それだけ可愛いのに、彼氏とかはいないの?」
「高校の時はいましたけど、専門に入ってからはいません」
「それは学校が忙しくて? それとも出会いが全然ないのかな?」
「うーん、どっちもですね。バイトもしてるし、服飾系なので女の子ばかりですし…」
「服飾系の学校なんだ。じゃあ、生地とかを買いに新宿とかよく行くの?」
「はい。オ●ダヤとかよく行きますよ」
「生地って意外と高いでしょ? お金がかかって大変だね」
「そうなんですよぉ」
これは、都内の服飾系の専門学校に通っている女性の“あるある”だ。筆者は新宿に行った際、用もないのにオ●ダヤに足を運ぶことがある。目的は、ズバリ店内の女のコ。時間帯によっては、いかにも服飾系の学生といった感じのコが数多くいて、目の保養になっているのだ。
この話題が良かったようで、アイカちゃんの口数が増えてきた。ここがチャンスと見て、話題をエッチな方向に切り替えることに。
「ちなみに、男性経験はどれくらいなの?」
「えっとぉ、4人です」
「それって高校の時にってこと?」
「そうですね。一応みんな彼氏でした」
「そうなんだぁ。同級生とか?」
「いいえ。大学生とか会社員とかです」
「みんな年上だったんだね。エッチも上手だった?」
「うーん、どうでしょう。いろいろ教えられたけど…」
※本サイト「メンズサイゾー」(https://www.menscyzo.com/)に掲載されているイラスト・写真・文章の無断転載を固く禁じます。