幻惑の潜入編

【ニッポンの裏風俗】大阪滝井新地:夢と現実と欲望渦巻く五大新地最小の街


 そして、久しぶりに訪れた滝井新地。あれから10数年経っているのに、3軒減った程度で残っていて、嬉しい限り。はなはだ上から目線ではありますが、裏風俗の残存率としては、非常に優秀ではないでしょうか。

 その小さな新地の店々を、玄関先から覗かせていただくと、その中に、明らかに他の店の人妻や熟女とはひとまわり、ふたまわりほども若い女のコが座っているのを見つけました。

 

20170815ura_39.jpgひときわ輝いていのが彼女だった

 
 最初は「本当に遊べるコかな?」と疑心暗鬼ではあったのですが、おばちゃんに尋ねると「大丈夫」ということで、即、上がることに決めました。

 遊んだ内容はここでは省略しますが、ちょっと驚いたのは、彼女がここで働く理由です。

 
「もうすぐ、カレと一緒にお店を出す予定なの。少しの間だけ、ここで働いてるんだ」

 
 という、はたから見れば、明らかに“完全に男にハメられた”状態。それにも気づかず、完全に彼氏を信用して若いカラダを酷使する彼女。

 
「こういうのって、本当にあるんだ」

 
 と、実際にハメられ中の女のコを目の前にそう思ったのでした。

 遊ぶ前に知っていたら、股間のボルテージは半分程度になっていたのではないでしょうか。ちなみに、初登楼の時についた人妻さんは、新聞の三行広告の募集記事を見て来たと言っていました。

 手っ取り早く現金が入り、飛田みたいに有名どころではないので知人に会う可能性も低い。五大新地最小の新地には、そんな女性の物語があるようです。

 

20170815ura_38.jpg俯瞰で見ればわかるものが、見つめ過ぎると見えなくなってしまう

(写真・文=松本雷太)

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