とは言っても、ドタキャンを喰らった直後だし、シルエットを見る限りオッパイは大きそうだったので、渋々ながら応じることにした。
「こんばんは、マサミちゃんかな?」
「あ、はい。そうです」
「さっき【イククル】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「じゃ、早速だけど行こうか?」
我ながらなんてアッサリした態度なのだろう。可愛いコとそうでないコとの差が極端すぎるが、筆者とて聖人君子ではないので、これが精一杯の対応だ。
ちなみに、マサミちゃんの顔は、お笑いコンビ・アジアンの馬場園を不細工にした感じだった。
二言三言の世間話をするうちに激安のラブホテルに到着。フロントで千円札2枚を支払い、入室した。
「じゃ、俺は一服してるから先にシャワーを浴びておいで」
そう彼女に告げ、途中の自販機で買ってきた缶コーヒーを飲みながらタバコに火をつける。
その後、入れ替わりで筆者もシャワーを浴びて、ベッドイン。
まずは、マサミちゃんが巻いていたタオルを取り、オッパイとご対面だ。
チッ!!
オッパイの大きさだけに期待していたというのに!! トンデモない残念オッパイだったのだ。
ダラーンとだらしなく垂れ下がったその乳は、靴下の先端に砂利を詰めて作った“即席のブラックジャック”みたいだった。
ブラジャーにギュウ詰めしてなんとか体裁を保っていたのだろうが、全裸になってしまえば、ただの醜い脂肪の塊にしか過ぎない。
百戦錬磨を自負する筆者だが、コレはあまりにも難易度が高すぎる案件だ。
カチッ!
ここでスイッチを切り替えることにした。今日のエッチは性技を鍛える実戦練習と思えばいいのだ。
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