気がつくと、すっかり朝になっていた。眠りに落ちた時の体勢のまま、完全に熟睡していたようだ。
こちらの気配に気付き、チエコちゃんもスグに目を覚ました。
「おはよう、チエコちゃん」
「や、やだ。あまり見ないでください」
「え?」
「すっぴんだから恥ずかしいです」
「どうしたの今さら? 昨夜だってすっぴんでエッチしたでしょ?」
「でも、明るいところだと恥ずかしいです」
なかなか可愛いことを言ってくれるではないか。43歳の人妻とはいえ、女性としての恥じらいを持っているのは大事なことだろう。
むっくりと起き出し、カパッと携帯電話を開いて時間を確認する。
午前10時になったばかりだった。
し、しまったぁ!!
ホテルのチェックアウトの時間は午前11時だ。あと1時間もないではないか!!
寝起きの中出しセックスを目論んでいた筆者は慌ててしまった。
「ね、チエコちゃん。時間がないけど、もう1回しようよ」
「はい。私もしたいと思ってました」
「じゃ、軽くシャワー浴びておいで。俺もその後で急いでシャワー浴びるからさ」
慌ただしくシャワーを浴び、ベッドで事を始めるふたり。
ふぅ。
昨日4回も中出しセックスしたというのに、相変わらずの早漏ぶりだった。
まっ、一晩ぐっすりと熟睡したので、精巣タンクにたっぷりと貯まっていたのだろう。
そして、なんとか時間オーバーすることなくチェックアウト。そこからサンシャインシティに向かい、ロッカーに荷物を預けてから、水族館で手つなぎデートを楽しむ。
その後、ビュッフェランチをとり、池袋駅からふたりで電車に乗り込む。そして、筆者が途中下車してこの1泊2日のデートは無事に終了したのだった。
来年50歳だというのに、20時間ほどで5回戦もしてしまった筆者。ゴムハメだったらこうはいかなかっただろう。やはり生挿入だと、チンコの頑張り具合が段違いなのである。今後も安全日を狙ってチエコちゃんとデートしたいものだ。
そんな1泊2日デートの翌日。いつものように出会える系サイトを利用して、新規開拓に勤しむ筆者。我ながら呆れるほどのセックス中毒ぶりだなぁ。
(文=所沢ショーイチ)