いつもならこのままラブホに直行するところだ。しかし、ここで筆者の貧乏性な性格が出てしまった。
どうせならこの18歳のコとのデートをもっと楽しみたい!
そう思いついた筆者は、彼女をお茶に誘うことにしたのである。
「きっと緊張しているよね?」
「あっ、はい」
「じゃあ、まず軽くお茶でも飲まない。その後どうするかは、お茶した後に考えようよ」
「は、はい」
こうしてコーヒーチェーン店に立ち寄り、席に着いてしばしおしゃべりの時間を楽しむことにした。
「こういう遊び初めてだからドキドキしてるんじゃない?」
「はい。どんな人が来るのか、すごくドキドキしてました」
「そうだろうね。でも俺の場合、写メを送ってたから想像はできたんじゃない?」
「はい。でも、やっぱり怖かったです」
「うんうん。写メと印象が違う人が来るかもしれないしね」
「そ、そうなんですか?」
「俺は何の加工もしてないけど、アプリとかで写メを盛ってる人もいるみたいだからさ」
「そんなことをする人がいるんですね」
「うん。それに性格までは写メだけじゃ分からないでしょ?」
「たしかにそうですね。でも、貰ったメールの中ではショーイチさんが一番優しそうだったので」
「おう! 優しいのだけが取り柄だから安心してね。ホテルに入ってからも、エッチの最中もこんな感じだからさ」
「フフ、ありがとうございます」
なんとかノゾミちゃんの緊張がほぐれてきたようだ。それにしても、傍から見たら筆者とノゾミちゃんの組み合わせはどう映っていたのだろう?
実際の親子以上に年の離れたカップルである。犯罪臭を感じとった人がいるかもしれないし、ただただ羨ましがられていただけかもしれない。
おしゃべりの最中はそんなこと一切気にしなかったが、どのように映っていたのかとても気になるところだ。