【ネットナンパ】36歳・家事手伝いのテクに驚愕! まさかの同時攻撃にタジタジ


「こんばんは、サチちゃんかな?」 
 
「あっ、はい」 
 
「さっき【PC★MAX】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」 
 
「は、はい。こちらこそお願いします」

 
 いつもなら、ココからテンションアゲアゲで盛り上げるのがトコショー流だ。しかし、どうにもエンジンがかからない。

 
「じゃ、行こうか?」

 
 そう声をかけ、ホテル街に向かって先導する筆者なのであった。

 だが、ホテル街までの道のり数分をずっと無言でいるわけにもいかない。これも修行の一環だと割り切り、世間話することに。

 
「サチちゃんは、今彼氏とかいないの?」 
 
「はい。今はいないです」 
 
「そっかぁ。それじゃあエッチも久しぶりなのかな?」 
 
「そ、そうですね。三か月ぶりくらいです」 
 
「そ、そっかぁ…」

 
 彼女にまったく興味が湧かないので、会話が続かない。しかし、ここで彼女の書き込み内容を思い出す筆者。そう、彼女は年上の優しい男性を求めていたハズなのだ!

 それを叶えてあげないのは、男としての矜持が許さない。ここで踏ん張らなくてどうする!!

 
「でも、その気になればスグに彼氏とかできそうだよね」 
 
「えぇッ!? そんなことないですよぉ」 
 
「そんなことあるって! 俺の近くにサチちゃんみたいなコがいたら、絶対放っておかないけどなぁ」 
 
「それは褒めすぎですって。私なんて全然ですから」 
 
「ちなみに、今まで彼氏は何人くらいいたの?」 
 
「んー、そうですねぇ。5人くらいですかね」 
 
「ほら! やっぱりモテモテじゃん!」 
 
「そんなことないです。なんか断れない性格なので…」 
 
「そうなんだぁ。あっ! でも、今日は俺のほうから無理強いはしないので安心してね」 
 
「えっ?」 
 
「俺ってば、女性の嫌がることが絶対にできない性格なんだ。だから、とにかく安心してほしいな」 
 
「フフフ、優しいんですね」 
 
「ま、まぁ、それくらいしか取り柄がないからさ」

 

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