男が好きな「興奮する体位」、実は女性にとっては…痛い体位・イタいセックス


 あんまり強く押さえられると、「ちょっと痛いよー」とやんわり言うこともあります。すると、「えっ、まおみちゃん体硬いの?」というリアクションをいただくこともあるんですよね。私はストレッチも好きですし、体は割と柔らかいほうですよ。それでも痛いんですから、ほとんどの女の子がそうだろうと思います。

 じゃあ、逆に“男性が股割りしたらどうなの?”と思うんですが、いかがでしょう。女の子の股をこれでもかとばかりに体重をかけて割り開く男性にかぎって、自分は柔軟性などまったくなく、かつ痛みにも弱く、ちょっとしたことですぐに「いてて、やめてよ痛いよお」とグズります。ほぼ100%、そうです。感覚的に脚を開く体位を選んだ方の1/4程度が、女性の脚をしっかり開きたがるのではないでしょうか。

 ここではっきり申し上げておきましょう。過度な股割りは、男性が見た目にうれしいだけで、女性からしたら痛いだけです。見た目を楽しんで興奮したいのでしたら、お店の女の子は止めませんので、素人の女の子には是非やめてあげてください!

 ほかにも、無理のあるポーズはやってきます。さっき脚を上げるタイプの体位を選んだ方でも、自分も女性の上にうつ伏せに寝そべらんばかりの勢いで体を倒してくる方がいます。こちらは体を半分に折りたたまれた格好で、さらに男性の体重も乗るので当然痛いです。

 身長160cmと決して小柄ではない私を抱えての駅弁、上半身をきつく抱きしめられ、動きをかなり制限された上で求められる騎乗位高速ピストン、さすがに殿方も無理があると思っているんじゃないかと勘ぐってしまいます。でも、盛り上がっている姿を見てしまうと、つい「アンアン♪」と言ってしまうのが悪い癖なのかもしれませんね。

 ほかには、「エロいことしてあげる」と言われてイヤな予感がしていると、大体やってくるのが“まんぐり返し”。これは、ただただひたすらに首の骨が痛く、呼吸もできないとあって、私の中で“やりたくないポーズのトップ”に燦然と輝いています。尻上げバックの体勢から男性が覆い被さり、女性の上半身に2人の体重の大部分がかかる体位でも、最終的には頸か背骨を傷めそうな痛みがあり、早く終わることを祈るばかりです。

 先の“おっぴろげ股割り”がそこそこのシェアを得ているのは、やはりAVの影響でしょう。想像力と思いやりのある脚割り派3/4の皆様も、自分ではやらないだけで、好きか嫌いかで言えば、そりゃあお好きなんだろうと思っております。「そんなことしたら痛いでしょ?」と言ってくださる貴方、女の肉を求めるベッドの上でも優しさを忘れないでいてくれて、ありがとうございます。

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