だが、JOY似の彼女の顔を正視するのは危険である。そこでユミカちゃんの両足を抱えあげ、両方のふくらはぎを筆者の顔の前に掲げる。
これで視野は完全に遮断されたことになる。そして、毛深い彼女の足を見つめながら、無心で腰を振り続けたのだ。
ふぅ。
挿入して数分ほどで無事に発射することに成功。ユミカちゃんに背を向けてゴムを処理しながら、「先にシャワー浴びておいで」と終了を告げたのだった。
帰り支度の最中、モジモジしながらユミカちゃんが語りかけてきた。
「あのぉ、ショーイチさん」
「うん?」
「もし良ければ、また会ってくれますか?」
まさかのお誘いだ。よほど筆者のクンニを気に入ってくれたのだろう。
これが可愛いコ相手ながら天にも昇る気分なのだが、いかんせん相手はJOY似の女性だ。ユミカちゃん以外の女性がこの世から消えてなくなりでもしない限り、二度目のデートはあり得ない。
しかし、それを正直に伝えるわけにもいかない。
「じゃあ、また時間がありそうな時に【ワクワクメール】経由でメールするよ」
「あ、あのぉ、LINEの交換とかできませんか?」
「ゴメンね。俺、ガラケーだからLINEとかやってないんだよね」
こういう時こそガラケーを愛用し続けていて本当に良かったと思う。そのおかげで、角を立てることなく無難に連絡先交換を断れることができたのだから。
こうしてそそくさとホテルを出て、その場でユミカちゃんにサヨウナラを告げる筆者なのであった。
はぁぁぁぁぁぁぁ。
ハーフっぽい美女を想像していたので、あまりの落差にがっかりしまくりの筆者。それでも、またハーフっぽい顔立ちを自称する女性の書き込みを見かけたら、躊躇することなくアタックしてしまうのだろう。
まっ、100回のハズレくじを引こうとも、引き続けていれば必ずいつかはアタリくじに遭遇するハズだ。数多くの化け物と対峙してきた筆者の心は、コレくらいじゃビクともしないのである。
(文=所沢ショーイチ)