【美女はどこに?】
半開きのドアを開けて中に入ると、恰幅の良いおじさんが親切にシステムを説明してくれた。
値段は30分で30000ペソ(当時のレートで約1500円)。
それでオーケーだと伝えると、次に女の子の顔見せが始まった。
奥の部屋から順番に女の子が出てきて、自己紹介した後にベシート(ほっぺにちゅー)してくれる。
この時プレイ可能だった女の子は3人のみ。
そして全員重量級…。
これは南米基準でいうと、ナイスバディになるんだろうか…。
いいや、それでもオーバーウェイトに違いない。
記念すべきコロンビア1発目だ。妥協はしたくない…。
【ようやく現れたコロンビア美女】
店主とおぼしきおじさんに細い女の子が好みであることを伝え、ほかに女の子は来ないか聞いてみる。
おじさん「ごめんな。日曜は女の子少ないんだよ」
ぼく「そうですか…。それなら近くに同じようなお店はありませんか?」
おじさん「この店を紹介してあげよう。ここならやってるし、女の子もある程度いるはずだから行ってみるといい。ほら、店のカードやるよ」
親切なおじさんだ。教えてもらった店もかなり分かりにくい場所にあったが、住所を頼りになんとかたどり着いた。
こちらも見た目は普通の家のような作りだが、住所がなぜかピンク色の札に描かれている。そういえば、さっきの店も住所ピンクだったな…。
これで見極めろってことか…。
もしピンク色の住所が風俗店のサインだとすると、なかなか洒落たシステムだ。
階段を上った2階に受付があった。
「オラー! 遊びたいんだけど女の子いる?」
「1人だけいるぞ。ちょっと待ってろ]
ひ、ひとりっ!?
話がちがーーーーう!
さっきの店のおやじは、この店なら女の子も多いはずだって言ってたのに…。日曜に来たのがそもそもの間違えだったのか…。
今日は諦めて平日に出直すか…。
などと考えていると、奥から出てきたのは意外にも可愛いらしい女の子だった。
「Hola! Como esta?」
褐色の肌の黒髪の嬢が現れた。
わ、悪くない…。
出直そうとしていた考えは一瞬で消し飛び、即決。
提示された料金は30分35000ペソ(当時のレートで約1800円)だった。