「こんな時間になっちゃったら、2回目は難しそうだね」
「そうですね。でもすっごく満足してますよ、私」
「俺もだよ。エッチも最高だったし、マッサージもお金を払いたいくらいだよ」
「そ、そんなぁ。たくさん気持ちよくしてくれたお礼ですから」
「でも、次は俺もマッサージしてあげたいな」
「え?」
「もし次にデートすることができたら、俺にもマッサージさせてよ」
「は、はい。でもいいんですか?」
「ん? なにが?」
「あの、次のデートって…」
「うん。絶対にまたネネちゃんと会いたいから、二度目三度目ってデートを続けたいな」
「あ、ありがとうございます。嬉しいです」
そこから慌ただしく帰り仕度を行い、駅の改札口まで彼女を見送ってサヨウナラとなった。
本格的なマッサージと気持ちのいいセックスを同時に行え、とにかく大満足であった。こうなったら、なにがなんでもネネちゃんとの二度目のデートを実現したいものだ。
その日の夜、帰宅してから二度目のデートを提案するメールをネネちゃんに送った。すると、用事が続くので来週にならないと無理との返信が届いた。
はぁ、今から来週が待ち遠しくて仕方がない。でも、もしかしたら“来週まで無理”というのは、体のいい断りなのかもしれない。あと1回だけお誘いメールをして、駄目だったら諦めるべきなのかも…。でもまた会いたい……。こんな具合にウジウジしっぱなしの筆者なのであった。
(文=所沢ショーイチ)