ちなみに、最近の筆者は「返事をもらえたら私の写メを送信します」という文章を多用しているのだ。これは自分の容姿に自信があるからではない。顔面偏差値Fランクの筆者なので、本当は写メなんて送りたくもない。しかし、どんなに不細工であろうと、写メを送信することで相手に与える安心感は非常にデカい。
それに、女性のほうもイケメンを求めて出会える系サイトを利用しているケースは稀だ。後腐れなくエッチできればそれでヨシ、と考えているのがほとんどなのである。
だからこそ、失敗を恐れずに写メを積極的に送信したほうが良い結果となりやすいのだ。
待ち合わせ場所は、筆者が指定した新宿アルタ付近の大型靴屋の前。約束の時間の10分ほど前に到着したのだが、すでにそこにはメグちゃんらしき女性がスマホをイジりながら待っていた。
ズキューン!!
遠目から彼女を見て、心を撃ち抜かれてしまった。
な、なんて可愛いんだろう!!
メグちゃんの見た目は、女優の野村佑香の若いころに似ていてベリベリキュート!!
こんなコの肛門なら、排便直後であっても躊躇せずに舐められるぜ! いや、お願いだから舐めさせてください、マジで!!
まるで地球の重力が減ってしまったように舞い上がってしまう筆者。浮足だったまま彼女に近づいていき、声をかけたのだった。
「こんばんは、メグちゃんだよね」
「あ。はい」
「ゴメンね。待たせちゃったかな? さっき【ワクワクメール】で約束させてもらったショーイチです」
「は、はい。メグです」
「じゃあ、今から俺アッチの隅で目を瞑りながらゆっくり30秒数えるから、嫌だったら帰っていいからね」
「え?」
「ほら、面と向かってゴメンなさいするのって勇気がいるでしょ? 俺、絶対目を開けないから安心して」
「え、エエっ?」
「それとも、俺みたいなのでも平気なのかな?」
「はい。全然大丈夫ですよ」
「ホントに? 無理してない?」
「だって写メ通りじゃないですか。全然無理とかじゃないです」
「ありがとう。そう言ってもらえただけで目茶苦茶嬉しいよ」
少々芝居がかってしまったが、掴みはコレでバッチリだろう。最初はキョトンとしていたメグちゃんだったが、笑顔で応じてくれた。