「ご、ごめんね。すっごく気持ち良くて全然我慢できなかったよ」
ゴムを処理しながら言い訳する筆者。しかし、ワカちゃんは待ち合わせ場所で最初に見せてくれたのと同じ笑顔で答えてくれた。
「私もすっごく良かったですよ」
「でも、イケなかったんじゃない?」
「そうですね。あとちょっとって感じでした」
「じゃあ、もう1回挑戦させてくれるかな?」
「え?」
「5分も休憩すればスグに立つからさ」
「そ、そうなんですか? じゃあ、しちゃいます?」
「うん! 次は今より絶対長持ちさせるからね」
こうして一服休憩後、再び歯磨きしてから2回戦に突入。この時もスグに座位の体勢を取り、ワカちゃんの腰の動きを堪能した筆者。そしてラストは正常位でディープキスしながら互いに昇天したのだった。
「ありがとうね。2回目もすっごく良かったよ」
「はい。私もスッキリしました」
辛うじて格好がついた感じだ。これなら2度目のデートを提案してもヒかれることはないだろう。
その後、帰り支度の最中に連絡先を交換して、再会を約束する。そして駅の改札口まで彼女を見送っていき、サヨウナラとなった。
クンニで相手を感じさせることができなかった筆者。しかし、帰宅する最中に思い出してしまった。
焦っていたせいか、筆者十八番の“手マンとクンニの同時攻撃”を繰り出していなかったのだ!!
中が感じるというワカちゃんなので、手マンクンニならきっとアンアン感じてくれていたことだろう。次回のデートでは必ずそれを試そうと心に誓い、今から待ち遠しくて仕方がないのだった。
(文=所沢ショーイチ)