「なんだか、すっごくご機嫌だね」
「え? そうですか?」
「うん。なにかイイことでもあったかな?」
「いえ、そうじゃないです。緊張しすぎて逆に笑顔になってるのかも…」
「そ、そんなに緊張しているの?」
「はい。こういう遊び、じつは初めてなので…」
ズキューン!!
コハルちゃんの一言で、瞬時に勃起してしまった。同時に先走り液が先っぽから染みだし、トランクスを汚しているのがわかるくらいだ。
「え? は、初めてって。サイトで会うのがってこと?」
「は、はい」
「じゃあ、彼氏以外の人とエッチするのも初めてなのかな?」
「そ、そうです」
くふぅ。
おいおいおいおいおい! いったいどれだけ俺を喜ばせれば気が済むんだ、この小娘は!
このまま区役所の夜間窓口に駆け込み、婚姻届を提出してしまいたい!!
脳内麻薬がダダ漏れして、軽くトリップ状態となる筆者。だが、いつまでも間抜けヅラを晒していては、獲物に逃げられてしまう。気を取り直してなんとか会話を再開する。
「そ、その相手が俺みたいなので平気なの? 嫌だったらゴメンなさいして帰っていいんだからね」
「ふふ、もちろん平気ですよ。メールの印象通り、すごく優しそうですし…」
「う、うん。優しいのだけは本当だよ。絶対にコハルちゃんの嫌がることはしないからね」
「はい。ありがとうございます」
こうして歌舞伎町を縦断し、ラブホ街に向かうことになった。その途中でコンビニに立ち寄り、飲み物を購入。そして、いつもよりかなりグレードの高いホテルにチェックインしたのである。
部屋に入ってからも、しばしおしゃべり。そして、まずはコハルちゃんをシャワーに促す。