意味不明でも“楽しいは正義”な風俗オプション


 つまり『乳つき』とは、水ヨーヨーで女のコのオッパイに向かってポンポンとぶつけるものらしい。

 強く当てることは禁止されていて、軽く弾く程度に胸に向かってポンポンする。ただ、それだけ…。

 一応、女の子は水ヨーヨーが胸に当たるたびに「あんっ!」とか「イヤ~ん!」と言うものの、決して気持ち良さそうには見えない。なにより、やってる自分に快感もなければ、性的興奮なんて覚えるはずもなく…。

 とにかく、そのシュールさに苦笑いするしかなかった。手は動かしていたが、気持ち的にはフリーズ。こんな気分になるオプションは久しぶりだった。

 思えば、風俗歴も20年を超え、これまでにも「なんだ、これは?」というオプションを体験してきた。とくに、SM系の風俗店に多かった風に記憶している。

 たとえば、都内にあるM女専門店。客がSとなって女性を責めるお店だが、そこはあらゆる道具がオプションとして提供されていた。その中にあったのが、ハリセンだ。今はあまり見なくなったが、テレビなどで芸人がバシバシ叩かれていたアレである。

 お店の人に聞けば、ハリセンは思い切り叩かれても女性にダメージがほとんどないので採用したとか。ただし、頭ではなく尻を叩くためのもので、選んだからにはと、フルスイングで叩かせていただいた。

 筆者は関東出身だが、思わず「なんでやねん!」と呟いてしまったのを覚えている。それにしても、裸の男が裸の女性の尻をハリセンで叩くシーンは、今、思い返してもシュールだ。

 同じ“叩く系”で言えば、スポーツ系イメージクラブの『野球プレイ』には、“ケツバット”というオプションがあった。シュールで思い出したのが、『竿付きパンスト』だ。

 女性にパンティストッキングをはかせて破るプレイなどは、風俗ではポピュラーな部類に入るもの。だが、この『竿付きパンスト』は、文字通り、股間部分がペニスが収まる筒状態に加工されていて、客が着用するのだ。

 その筒の上から、手コキされたりフェラされたりするわけだ。そして、最後は女性によってビリビリに破かれる。ペニス部分を破かれた瞬間の解放感と羞恥心が入り交じった感触は、タマらないものだった。

 風俗のオプションには、男の些細なor絶対的な欲望が反映されるもの。画的にインパクト大な、裸の女性に刺身を盛り付ける『女体盛り』なども、これまでにさまざまな風俗店でも実施されてきた。

men's Pick Up