そこからは、鼻で呼吸するのを止め、いつも通りにたっぷりとクンニ攻撃開始だ。
幸いにもマンコは無味無臭だったので、出し惜しみすることなく筆者の本気クンニをお見舞いする。そんなクンニで数回ほどイッてしまったヨウコちゃん。
よしっ、これだけイカせてあげればもう挿入しても大丈夫だろう。
コンドームを装着し、「入れるから、四つん這いになって」と声をかける。
いつもなら、挿入は正常位から始める筆者だが、できるだけ彼女の脇から顔を離したいと思ったので、後背位でのスタートとなった。
エアコンの設置場所を把握していたので、そちらの方向に筆者の尻を向ける形での挿入だ。これならエアコンの風に乗って彼女の体臭が漂ってくることもないハズ。
むっちりとした柔らかい尻を揉みながらピストンを始める。締り具合は申し分なしで、すべすべとした尻の触り心地も最高だ。
数回ピストンしては亀頭の向きを微調整。そしてまた数回ピストンしては微調整。こうやって彼女の敏感ポイントを探っていき、中イキもさせてあげようと考えていた。
しかし、そんな敏感ポイントを発見するよりも早く筆者の限界が訪れてしまった。
ふぅ。
発射直前にかろうじて「イクよ」と声かけすることに成功。ダクダクダクっとゴム内にザーメンを注ぎ込みフィニッシュとなった。
発射後は、女性に腕枕してあげて、ピロートークを楽しむのが好きな筆者。しかし、この時はそんな気分になれず、「じゃ、シャワー浴びておいで」と彼女を促したのだった。
こうして、そば屋の出汁の匂いがするヨウコちゃんとのデートは終了した。連絡先交換もしなかったので、もう二度と会うことはないだろう。
しかし、デートから1週間近くも経つのに、フとした拍子で彼女の体臭を思い出してしまう。できれば忘れ去りたい匂いなのだが、記憶力の良さが仇になってしまった格好だ。
それにしても、本当に強烈なワキガだった…。数多くの女性とエッチしているが、今まで経験したことのないレベルだった。
果たして本人はそのことに気づいているのだろうか? たぶん自覚していただろうけど、それでもなお指摘すべきだったのか? 今でも答えが出せない筆者なのであった。
(文=所沢ショーイチ)