【世界一周エロ旅】メキシコ・ティファナ:金髪スレンダー巨乳美女とVIPルームで…


 最悪のケースまで想定できた時点で、気持ちは落ち着いた。ウェイターと嬢はまだ何か話している。

 
「エスタビエン」(スペイン語で「大丈夫」)

 
 いろいろ考えを巡らせていると、嬢の口からそう聞こえた。ウェイターの確認に何度もうなずきながら、エスタビエンと言っている。

 
JOJO「エスタビエン?」(いいの?)

 
コクリと頷く嬢。

 
 助かった。彼女の表情は柔らかい。笑っているようにさえ見えた。険悪にもならず、ノーチップを受け入れてくれた彼女に感謝した。ウェイターも諦めた様子だ。

 

つくづく、本当にいい娘だった…

 フロアに戻り、ここで彼女とはお別れ。キスをすると、嬢が耳に顔を近づけてきて囁いた。

 
「エッチしたことは、お店には内緒だからね」

JOJO「もちろんだよ。安心して! チップ払ってあげられなくて本当にごめんね。でも楽しかった。ありがとう!」

 
 彼女はウインクすると笑顔を残して立ち去った。

 
本当にいい娘だったな…。もっとお金を持ってくるべきだった。

 
 フロアではウェイターが暇そうにしていた。一応、彼にも御礼を言っておこう。彼のおかけで安く楽しむことができたんだし。

 実際まさか挿入までできるとは思っていなかった。御礼を伝えて、持っていた最後のお金、2ドルを手渡した。

 
JOJO「ありがとね!」

 
 ニヤニヤしながら受け取るウェイター。彼からも険悪な雰囲気は一切感じない。

 
ウェイター「どうだった? 咥えてもらえたかい?」

 
ん…?

SEXしたのってウェイターにも内緒だったのかっ!

 
JOJO「う、うん。咥えてもらえたよ! 最高だったなぁー!!」

ウェイター「そうだろ? しっかりサービスするように、おれから言っておいたからな(笑)」

 
 イケナイことをしたようで、嬉しいような妙な感情が湧いて思わずほくそ笑んだ。ウェイターにもう一度礼を言って店を出た。

 通りには立ちんぼ嬢が溢れていたが、十分満足した今日は、ほとんど視界にさえ入らない。宿に向かう道を歩いていると、ふと思い出した。

 
あっ! 隠しポケットに5ドルと、首から下げてたパスポートケースに50ドル入ってたんだ!

 せっかくいい娘だったのに、申し訳ないことしたな…。

 今日はもう仕方ない。ティファナにはまだ少し滞在する。次に遊びに来たときにまた彼女を指名して、きっちりお金を払おう。暗い帰り道を早足で歩きながら、そんなことを考えていた。
(文=JOJO)

 
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著者:JOJO
「今一番エロい日本人バックパッカー」。エロをテーマに世界一周中の複数SEX好き変態アラサー。「エロについては食わず嫌いせずになんでもトライしてみる」をモットーに、まだ見ぬエロを求めて世界を放浪中。
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