「ね、クミちゃん。腰を動かさないでくれる?」
「え、でも、か、勝手に動いちゃいます」
「だ、ダメだよ。そんなんされたら出ちゃうって!」
「だって、自分じゃ止められないよぉ」
ピュル!
あ、最初の1ドピュッが出てしまったようだ。
このまま終わってはあまりに不甲斐ない。慌ててラストスパートのフリして腰を加速する筆者。ザーメンをドクドクと発射しながらである。
そして頃合いを見計らって「イクよ!」と虚偽申告してフィニッシュを装ったのであった。
ふぅ。
枕元の携帯電話をカパっと開き、時間を確認する筆者。既にホテルに入ってから2時間以上が経過していた。
クミちゃんはこれから千葉県の某市まで帰らなければならないので、そろそろタイムリミットだろう。
2回戦したくてしたくてたまらないのをグッと堪え、終了を告げる筆者なのであった。
帰り支度の最中にお互いのメールアドレスを交換することにも成功。再会を約束して彼女を駅まで送っていき、この日のデートは終了した。
その日の夜、クミちゃんからさっそくメールが届いた。
———————–
本当に気持ち良くて、まだウットリしてます。
クンニでイクことができてとても嬉しかったです。
次のデート、楽しみにしてますね。
今月中は時間が作れそうにないので、また来月メールしますね(ハート)
———————–
メールの文末のハートマークにメロメロとなってしまったトコショー。今から来月が待ち遠しくて仕方がない。
できることなら次はもっと早い時間に待ち合わせて2回戦、いや3回戦くらい楽しみたいものだなぁ。
(文=所沢ショーイチ)