ぐぬぬぬぬぬぬっ
なんて太ましい体型なんだろう。女子プロレスラー・ダンプ松本の絶頂期時代の体型をほんのちょっぴりだけスマートにしたといった感じのアユミちゃん。顔にもみっちりと肉がついているので、お世辞にも可愛いとは言い難い。
だが、着衣の状態でもオッパイがブルルンブルルンと暴れん坊将軍状態なのが一目で分かった。
トコショーアイっ!!
長年の出会える系サイト遊びで身に付けたスキルを発動させる筆者。
説明しよう! トコショーアイとは、自らの視野に分厚いフィルターをかける荒技なのだ。このフィルターをかけるとアラ不思議。その女性の美点しか見えなくなってしまうのである! このスキルがあれば、どんなモンスターであっても性欲対象として捉えることが可能となる。しかし、発射と同時にこのスキルの効果は失われるので、過信は禁物なのだ!!
ま、アリだな。過去に筆者が討伐してきた数々のモンスターと比べたら、余裕で抱けるレベルだろう。もしこれが脱がしてガックシのデブ貧乳だったらブチ切れてしまいそうだが、乳房の揺れ具合からしてその可能性はないだろう。
薄着の季節になると、デブ貧乳か否かを見極めることが容易になるので地味に嬉しかったりするものだ。
そんなワケで覚悟を決めて彼女に近づいていき声をかけることに。
「こんばんは、アユミちゃんかな?」
「あ、はい」
「さっき【PC★MAX】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「じゃ、早速だけど行こうか?」
「は、はい」
好みの女性の場合、出会った瞬間から道化を演じたり太鼓持ちになる筆者トコショー。しかし、そうでない場合はコンドルのジョーばりにクールガイなのである。
こうしてホテル街に向かって彼女を先導する筆者。途中の自動販売機でふたり分の飲み物を購入し、築数十年はくだらないであろう安ラブホテルにチェックインしたのであった。
部屋に入り、二言三言会話してからアユミちゃんをシャワーに行くよう促す。彼女がシャワーを浴び始めると、テレビのリモコンを操作してAV観賞を始めるトコショー。さっきからずっと黙りこんでる愚息を励ますためなのは言うまでもない。
その後入れ替わりで筆者もシャワーを浴び、部屋中の照明をオフにしてからベッドインに臨んだのであった。