これは便利! 客のオファーで女のコが出勤する風俗


 プレイ当日、もしかしたら、出勤する予定はなかったのかもと思い、本人に「そうだったらゴメンね」と軽く謝ってみた。するとマキさんは、「こちらこそ、ありがとうございます! とても助かりました、オファーがあって」と言ってくれた。「だから、いっぱいサービスしちゃいます♪」といきなり濃厚なキス。

 その後の全身リップも、そしてフェラもかなりハードで、乳首や股間が舐め取られるのではないかと思うほどだった。人妻風俗ならではの激しさを差し引いても、最初から最後までかなりの濃厚プレイ。マキさんにサービスが素晴らしすぎることを伝えると、「だって、せっかくオファーしていただいたんですもの」との言葉。

 オファーといっても指名をもらうのと大差ないと考えていたのだが、彼女から説明されて理解することになった。それは、オファーがある=確実にひとりは客がつく、という事実だ。自分でシフトを組んで出勤したとしても、このご時世1日の接客数がゼロ、つまり“お茶を引く(挽く)”ことも珍しくないのだから。
※昔、遊郭などで客へのお茶を挽く仕事は、暇な遊女がさせられたことに由来するという。だから、ヒマの象徴でもあるお茶は、遊女の間では忌み嫌われた。

 このオファーシステムは、その日に出勤すれば確実に稼ぎはあるうえに、運が良ければ、さらに数人を相手にすることができる。そう考えれば、働く女性にとっては理想のシステムといえる。そしてこれは、お店にとっても都合が良かったりする。

 多くのお店が、たとえ客がゼロでも最低限の金額は保証するという制度を導入している。もちろん、このお金はお店の予算から出すため、場合によっては赤字になることもある。このシステムであれば、たとえひとりでも客がつけば保証金を払わなくて済むし、余計な経費もかからずに済む。つまり、双方にとって“いいことずくめ”なのだ。

 当然、このシステムは業界内で注目を集め、導入や検討を始める店が多くなっている。コストカット以外にもメリットがある。女のコたちがオファーをもらうために容姿やテクニックを磨き、レベルアップにつながるのではないかと期待されているのだ。

 風俗ヘビーユーザーの筆者としては、この“いいことずくめ”の、ユーザーのスケジュールありきのオファー制風俗店が増えていくことを願うばかりだ。
(文=子門仁)

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