ペターっという感じで彼女の上半身が太ももに密着するのを目撃し、驚いてしまった筆者。
「すっごい柔らかいんだね」
「あっ、なんかクセなんですよね。ベッドの上で柔軟体操しちゃうの」
「へぇ、そうなんだ。さすが整体師さんだね」
「いえ、これは整体とかと関係ないですよ。子供の時からの癖なので…」
「もしかして、それだけ柔らかいんならY字バランスとかできるんじゃない?」
「はい、できますよ。家でたまにしてますし…」
「え? マジで? 見たいなぁ、カンナちゃんのY字バランス」
「それは絶対ダメですよ。すっごい恥ずかしいから、人前でしたことないし…」
Y字バランス状態のマンコを舐めるというのは筆者の長年の夢である。風俗で似たようなプレイをしたことはあるが、プライベートでは未経験だったのだ。
しかし、カンナちゃんの恥ずかしがりようからして、無理強いするのはあり得ない。もっともっと仲良くなって、心を許してもらえるようになってから再度お願いすべきだろう。
そんなワケで一服後に2回戦突入。いつの日かのY字バランスクンニを目指し、いつも以上に心をこめてクンニしまくった筆者。
その後、バックで挿入開始。Mっ気のあるカンナちゃんを満足させるべく、乱暴に腰を打ちつけ高速ピストンを繰り出す。バックから立ちバックに移行し、最後は洗面台に手をついてもらってのピストンだ。
「ほら、鏡の中の自分を見てごらん」
「やだ、恥ずかしいです」
「見ないとピストンやめちゃうよ。チンコ抜いてもいいの?」
「やだ、抜かないで!」
「じゃ、ちゃんと自分の顔を見てごらん」
ベタなやりとりだが、こうやって言葉でもイジメながらラストスパートを開始。
ふぅ。
二度目はほぼ同時に昇天したふたりなのであった。
お互い足がガクガク状態だったので、しばしベッドの上で休憩することに。
大の字になった筆者は余韻を味わいながら目をつぶっていた。すると、カンナちゃんが突然筆者の足の裏をマッサージしてきたではないか!
「痛くないですか?」
「うん、痛いというよりイタ気持いいって感じかな?」
「じゃあ、これはどうですか?」
「うん、痛いけど気持ちいいほうが大きいかな?」
「へぇ、じゃあショーイチさん健康なのかも」
「そうなんだ」
「内臓悪い人だと、悲鳴を上げて痛がるんですよ」
「まぁ、健康だけが取り柄だからね、俺って」
それから十数分ほど足裏マッサージをされた筆者。全身の血行が良くなったようで、身体が軽くなったような気分だ。
「じゃあ、俺もマッサージしてあげるよ」
「いいえ、私は大丈夫です。たくさん気持良くしてくれたお礼なんですから」
「そ、そっかぁ。ありがとうね」
その後連絡先交換を行い、駅の改札まで彼女を送っていきサヨウナラとなった。
そこから自宅に帰った筆者は、早速カンナちゃんにメールを送信。もちろん次回のデートの提案だ。
しかし、「まだ来週のシフトが決まってないので、予定がわかったら連絡しますね」とソッケない返事だった。
果たして、彼女から連絡は来るのだろうか。今までの経験からして五分五分といったところだろう。当分の間、ヤキモキしながら携帯画面とにらめっこする時間が増えそうである。
(文=所沢ショーイチ)