「本当のM性感」で大人の“逆”お医者さんごっこ


 M性感の発祥は大阪とされている。手コキや女性によるが乳首舐めなどはあっても、局部へのリップサービス、つまりフェラはない。また、基本的には脱がない。オプションでトップレスなどはあるが、それは本人任せだ。その結果、「脱がない、局部を舐めない、客から触られない」の“3ない”がウケて、素人系美女が集まることで話題になった風俗だ。

 しかし、このM性感が関東に上陸すると、なぜかフェラありの店が多くなった。どういった経緯なのかは分からないが、発祥地・大阪側からすると、「それは違う」となる。

 筆者は大阪でM性感の良さを知ってしまったため、関東でM性感を名乗る店を数軒体験した際には、「これじゃ、痴女ヘルスだな」と思ったものだ。

 そこで、出会ったのが本格派の『T』だ。白衣は着用したままで、下着をチラ見せするためにはだけることはあるが、それは焦らすためで興奮を誘うのだ。「これだよ、これ!」と思い、現在に至っている。

 いつも指名するのは、ノアさんという20代半ばと思われる白衣姿がよく似合うスレンダーな女性だ。この店はSMクラブの要素も含んでいるのか、女王様に年齢表記をしない店があるように、在籍女性の年齢は分からない。某テレビ局の同名の女子アナに似ている彼女を、筆者が“ノアさん”と呼ぶと、「診察室ではノア先生って呼んでくれるかしら?」と注意を受けてプレイがスタートした。

 まずは、触診だ。目隠しされ手首を拘束された筆者のカラダの、あらゆる個所を弄ぶように細い指を這わすノア先生。視覚が奪われているため、他の感覚が鋭くなっており、少しの刺激に敏感に反応してしまう。「何カ所か“しこり”があるわね…」と、ノア先生はカルテに書き込んでいるようだった。

 続いては、診断結果の説明だ。乳首にしこりが見つかったのだという。「いい? この乳首がコリコリになっているの、コリコリに…」と、耳元で息を吹きかけるように囁くノア先生。診断結果の名を借りた言葉責めだ。ちなみに、聴覚検査も含んでいるのだという。

 また、嗅覚検査もあった。それは、目隠し状態で仰向けに寝かされたまま、顔の付近に気配を感じると同時に圧迫感…顔面騎乗だ! 着衣とはいえTバックなのでシッカリと尻圧を感じ、もちろんニオイも…。

 「素敵な香りです!」と答えて、嗅覚は異常なし(笑)。しかし、乳首や股間のしこりは消えないと話すノア先生。そこで、出された治療方針がパウダーマッサージ。これならば、しこりもほぐれる…ハズもない。ただただ硬化するばかり。逆に血流などが危ぶまれるってもんだ。

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