広瀬すず、アンチ黙らせた『怪盗 山猫』の熱演…脱・アイドル女優で若手実力派に名乗り

 若手女優・広瀬すず(17)の評価が急上昇している。バラエティー番組での失言を境に一時はネット上でバッシングを浴びていたが、そのマイナスイメージを本業の演技で払拭してしまったのだ。

 そのきっかけになったのは、放送中の亀梨和也(29)主演ドラマ『怪盗 山猫』(日本テレビ系)。広瀬はヒロインの女子高生を演じており、学校では暗く同級生からイジメられるなど孤立しているが、実は「魔王」の通り名で世間を騒がせている天才ハッカーという役どころだ。

 内向的な性格という設定だが、第1話の終盤では亀梨演じる怪盗「山猫」から過去の罪と向き合わなかったことを責められ、突然わめき散らして感情を爆発。髪を振り乱して熱演した。ただ大声を張り上げるだけではなく、殺気だった目つきは狂気を感じさせるほどだった。

 これにネット上では「広瀬すずってこんな演技もできるんだ」「イメージが完全に変わった」「上手すぎてビックリした」「末恐ろしい17歳だ」などと絶賛コメントが殺到。さらに6日に放送された第4話では泣きのシーンを熱演し、これも「感動した」「顔だけの女優じゃないんだな」などと多数の視聴者から賞賛されている。

 肝心なのは、広瀬のファンではなかった視聴者からも「演技が上手い」と褒めたたえられていることだ。

 ドラマ初主演となった『学校のカイダン』(日本テレビ系)でも生徒たちを煽るスピーチで感情を表に出していたが、これは「アイドル女優」の趣が強かった。アイドル女優はどうしてもビジュアル先行で「演技は二の次」というイメージになる。昨年公開された映画『海街diary』では自分の出生や家庭環境に悩む少女という難しい役どころを演じたが、これもアイドル女優の枠を出るものではなかった。

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