ぐぬぬぬぬぬっ!
なんともまた微妙な女がやってきやがった。女芸人コンビ「クワバタオハラ」の小原正子を少し劣化させた感じのりょうこチャン。髪の毛はパサパサの茶髪で、頭頂部が少しまだらになっている。きっと自分で染めているのだろう。
その身なりは、北関東あたりに多そうなヤンキー女といった感じだ。かなり微妙ではあるが、よくよく見てみると決してブスではない。太平洋並みのストライクゾーンを誇る筆者にしてみれば、目を瞑りながらバットを振っても余裕でスタンドに打ち込めそうな棒球だといえよう。
気を取り直し、声をかける筆者。
「こんばんは、りょうこチャンかな?」
「あ、そうだよ。ショーイチさん?」
って、いきなりタメグチかよっ!!
なぜか最初からぶっきらぼうに応じてきたりょうこチャン。心が挫けそうになる筆者だが、すぐにポジティブシンキングのスキルが勝手に発動した。
今日はこういうプレイだと思えばいいんだ。ちょっとしたイメクラ気分を味わえると思えばいいんだ。うん。そう思えば余裕だろう。
「そ、そうだよ。さっき【イククル】でメールしてたショーイチだよ。今日はよろしくね」
「うん。こっちこそよろしく!」
「じゃ、さっそくだけどホテルに行こうか?」
「うん。OK!」
ホテルに向かいながら恐る恐る世間話をするトコショー。どうやら、ぶっきらぼうに思えたのは筆者の誤解だったようで、それが彼女の素だということが判明。楽しそうに明るくしゃべるりょうこチャンを見ていて、ますます前向きに考えられるようになってきた。
そうこうしているうちに、グレードの低いラブホテルにチェックイン。部屋に入って別々にシャワーを浴びる。ちょっと不健康な感じのスレンダー体型のりょうこチャン。オッパイはBカップあるかないかといったところだろう。もちろんこうした体型も大好物の筆者なので問題ナッシングだ。
その時である! 薄暗い室内の灯りの下、筆者は気付いてしまった。りょうこチャンの左手首に生々しいリストカットの跡があるではないか!
あッ、こりゃヤバい娘だ!
エッチが始まる前だったが、どれだけ身体の相性が良くても連絡先の交換をするのは止めようと決意したのであった。