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今年はまだいい夢を見ていられた ~2015年アイドルポップスベスト10まとめ~


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■2位:里咲りさ「カタルカストロ」 
 

1231_aidolpops_002.jpg※画像:里咲りさ『カタルカストロ』フローエンタテイメント

 

 
 少女閣下のインターナショナルという奇妙な名前のグループのリーダーにして、若干23歳にしてフローエンタテイメントを経営する社長である里咲りさ。少女閣下のインターナショナルは、コンテクストが複雑なライヴを行っている。その一方で、ソロとして発表された「カタルカストロ」には衝撃を受けた。

 里咲りさが作詞作曲した「カタルカストロ」は、恋愛における感情の機微を生々しいほどに歌う。いや、「恋愛における感情の機微」などベタであるかもしれない。しかし、それをソリッドな視点とともにひとつのドラマとして見事に描いている点は、里咲りさのシンガーソングライターとしての才能を雄弁に物語っている。

 この楽曲を収録したアルバム「THE-R」には、「カタルカストロ アカペラver.」も収録されており、そちらは里咲りさの肉声のみによって構成されている。そのアカペラから、伴奏の加えられた「カタルカストロ」へと続く流れは、この楽曲をより鮮烈なものにしている。

 メジャー・レーベルのA&Rでまだ里咲りさをチェックしていない人がいるのならば、悪いことは言わない。すぐに聴いたほうがいい。

 
■3位:ずんね from JC-WC「14才のおしえて」 
 

1231_aidolpops_003.jpg※画像:ずんね from JC-WC『14才のおしえて』ポニーキャニオン

 

 ずんね from JC-WCは、当時14歳であった蒼波純と吉田凜音による期間限定ユニット。シングル「14才のおしえて」は、大森靖子が作詞作曲し、Maison book girlをプロデュースするサクライケンタが編曲した楽曲だ。

 大森靖子による、1980年代歌謡曲を髣髴とさせるアクが強くもキャッチーなメロディー。さらに、サクライケンタによる乾いた感触のサウンドが、蒼波純と吉田凜音のヴォーカルの湿気を浮きあがらせている。

 サクライケンタは、Maison book girlのファースト・アルバム「bath room」では、変拍子を多用してリズムへのアプローチを盛んに行っていた。さらに「14才のおしえて」では、間奏の不協和音のようなリコーダーに、遂にハーモニーへのアプローチもしたのかと思ったものだ。

 大森靖子は、寺嶋由芙のメジャー・デビュー・シングル「ふへへへへへへへ大作戦」の作詞もしていた。寺嶋由芙については後述する。

 
■4位:ゆるめるモ!「Only You」 
 

1231_aidolpops_004.jpg※画像:ゆるめるモ!『文学と破壊EP』YOU’LL RECORDS

 

 
 シングル「文学と破壊EP」に収録され、その後アルバム「YOU ARE THE WORLD」のラストを飾った楽曲。小林愛が作詞し、プロデューサーの田家大知と箱庭の室内楽のハシダカズマが作曲している。いわば、ゆるめるモ!の根幹を成す作家陣による作品だ。そして、アイドルでボアダムスへのオマージュを捧げるという田家大知らしい狂った楽曲でもある。

 シングル「文学と破壊EP」のリード・ナンバーであった「夢なんて」は、ミドリカワ書房の緑川伸一が作詞作曲。そのアイロニーが、ゆるめるモ!の今までにない面を照らしだした楽曲だった。また、「YOU ARE THE WORLD」に収録された、小林愛による歌詞が感動的な「私へ」もあり、ゆるめるモ!の楽曲はどれを挙げるか迷った。

 また、非常階段×ゆるめるモ!によるアルバム「私をノイズに連れてって」もリリースされた。「JCB68」での、非常階段のJUNKOとゆるめるモ!のちーぼうによる4分以上の奇声合戦は、2015年のアイドル関連作品の中でも極北に位置する。


『元気種☆(Type-A)』


アイドルシーンを盛り上げてほしい

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