井上真央、主演大河が低迷も問題ナシ!? マツケンや綾瀬はるかに続けるか


「井上さんと並んで大河ドラマの最低視聴率を記録したのは、松山ケンイチさん(30)が主演を務めた2012年の『平清盛』です。出足は好調だったものの、制作サイドがリアリティにこだわったことで、衣装が薄汚れすぎているといった意見などが噴出し、物語以外のところで話題を集めてしまった。翌年の松山さんは連ドラなどへの出演がなかったことから、大河の後遺症かとも言われましたが、その期間にしっかりと力を蓄えていたのでしょう。

 2014年には舞台に挑戦しながら2本の主演映画が公開され、今年は3本の映画に出演し、時代劇『ふたがしら』(WOWOW)と同名人気アニメの実写化作品『ど根性ガエル』(日本テレビ系)の連ドラで主演を務めた。さらに来年には、故・森田芳光監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を描いた『の・ようなもの のようなもの』と、往年の名ギャグ漫画『珍遊記-太郎とゆかいな仲間たち-』の実写映画版で主演を務めるなど、作品イメージにこだわらない幅広い活躍が期待されます」(芸能ライター)

 この松山だけでなく、大河では低迷したものの、その後も第一線で活躍し続けるのが、綾瀬はるか(30)だ。

 2013年の大河ドラマ『八重の桜』で主演を務めた綾瀬。この作品は、『花燃ゆ』と同じ幕末から明治にかけて力強く生きた女性を主人公にしたものだったが、初回こそ21.4%と好発進したものの全話平均視聴率 は14.6%で当時のワースト4位という数字を記録した。しかし、翌年に主演した連続ドラマ『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)は平均視聴率16.0%をマークし、同クールで2位という好成績を残した。

「主演大河は低調でしたが、綾瀬さんは放送期間中からNHKのバラエティ番組に積極的に出演してグングン好感度を上げた。特に『鶴瓶の家族に乾杯』といった素人さんとの絡みが多い番組では、人柄の良さと天然ボケなところを随所に発揮して好評を博していました。さらに、その年の『紅白歌合戦』で紅組の司会に抜擢された彼女は、何度も噛み倒しながらも、『綾瀬はるからしい』と言われ、お茶目な一面で視聴者を魅了した。今年の『紅白』でも司会を務めるワケですから、大河の低迷などまるで関係ないといった活躍ぶりです」(前同)

 日本一過酷だとも言われる大河ドラマの撮影。クランクアップの記者会見で井上は、撮影を振り返りながら「最終的には自分との戦い」だったと言い、「前よりも動じなくなり、強くなれました」と成長を実感したようだ。作品を通して「未来への希望」を伝えたかったという井上。そんな彼女の未来もまた希望に満ちあふれたものに違いない。
(文=愉快)

men's Pick Up