【世界風俗探訪・イタリア編】売春禁止法のウラで立ちんぼが大量発生

150905_roma01.jpg夜のコロッセオ

 言葉もロクに通じない、風習も違う国をあてもなく旅をする…。その国で出会う異文化は刺激的であり、エンターテイメントでもある。そして、男として気になるのが『風俗』だ。異国の地で風俗店に飛び込むことはスリルがあるからこそ、虜になってしまうのだろう。

 それでも、“最初から諦める国”というものが世界には存在する。つまり、性風俗産業はもとより売春宿が存在しないことになっている国は多々あるし、その一線を越えると犯罪者になってしまうこともある。それゆえに最初から諦めなければならないのだ。たとえば、今回紹介するイタリアがそうだ。

 偶然にも日本と同じく1958年に売春防止法が施行されて以来、半世紀以上に渡って、この国では“そのようなこと”は行われていないことになっている。だから、4年前に訪れた際には、「女体よりも美味しいイタリア料理をいただこう!」と思いローマ入りした。たかだか4日間であったし、当たり前だが、その間に射精をしなくても生きてはいけるのだから。わざわざ危険を冒してまで…そう思い、仕事以外は徹底的にグルメを楽しんだ。

 しかし、それならば、なぜこの原稿を書いているのか? それはやはり、我が国同様に『本音と建前』というものがあるからだ。
 
 
 
「こんばんは。日本の方ですよね?」
 
 
 
 滞在2日目の夜のこと。美味しいイタリア料理で満腹になり、飲物などを買うためにひとりでスーパーマーケットに寄り、ホテルに戻ろうとした道すがら、背後から声をかけられた。イタリアという異国の地なのに、よどみのない正しい発音の日本語であった。観光客や現地滞在の日本人が声をかけてきたのだろうと思い振り返ると、そこにはブロンドヘアーのグラマーな女性が立っていた。年齢は30代半ばといったところか。
 
 
 
「私、アリアナという名前です。日本語、大丈夫です。少しお話しませんか?」
 
 
 
 あまりに流暢な日本語なので、なんだか不思議であった。それでも、こちらの戸惑いなど気にせずに彼女は話しかけてくるのだった。

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