【世界風俗探訪・イタリア編】売春禁止法のウラで立ちんぼが大量発生

 
 
 
「大丈夫です、“個人と個人”なので…」
 
 
 
 そう切り出したアリアナ。個人と個人ならば大丈夫だって? どういうことだ? 調べてみたら、イタリアは、たしかに1958年に売春防止法が施行されたが、これは売春の斡旋や売り込みを違法と見なすという意味だ。実は売春行為自体は適法であり、アリアナの言う通りなのだが…グレーゾーンには変わりない。やはり、不安がある。
 
 
 
「だったら、あなたの部屋でしましょう。それが一番、安全(ニッコリ)」
 
 
 
 ホテルまでの道のりを話しながら歩いたが、彼女の口から出てくるのは池袋や新宿の話ばかりだ。相槌を打ってはいるものの「なぜイタリアに来て東京の話を…」と思ってしまった。
 
 
 
「ねえ、あそこに立っているのも売春婦よ」
 
 
 
 アリアナが指差した方向を見ると、数名の女性が立っていた。しかも、イタリア系だけではなく、アジア系、アフリカ系と思われる女性が多い。現在、イタリアの売春婦は7万人もいるそうで、その多くが外国人とされている。それを聞いて、ふと思ったのは一時期の新宿区新大久保のようだな…ということであった。

 同僚に見つからないようにホテルの部屋に戻り、アリアナに150ユーロを払う。コノ金額が妥当なのかどうかは分からないが、仮に東京でブロンド女性と遊んだら、この程度だろう。

 さて、“仮に東京で”といえば、アリアナとのプレイは一緒にシャワーを浴び、身体を洗ってもらうことから始まった。本人は「東京式よ!」と笑うが、実はこれは珍しいことだ。

 海外での売春宿は基本的にシャワーなど付いていない。股間をウェットティッシュで拭いて始めるのは上等なほうで、濡れた布で拭いて始めれば、まだマシ。大抵がそのまま…というパターンだ。それが文化なのだから従うべきだと思うが、抵抗がないといったら嘘になる。なので、アリアナの行為は日本人にとってはありがたいサービスだ。
 
 
 
「私、基本的に日本人のお客さんしかとらないんですよ。他の女のコとのテリトリーの問題もあるけど、日本人とのセックスが一番安全だから」
 
 
 
 それが彼女なりのルールらしい。そして、ベッドでも彼女のルールに従うことにした。

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