涙なくして見られない!! 7年間のAV女優生活にピリオドをうった辰巳ゆいのラストFUCK!

トコショー流! 思わずジャケ買い!! エロ過ぎるAVパッケージの世界・第105回
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 2008年の1月に『全裸未満 現役レースクイーン』という作品でAVデビューを飾った辰巳ゆい(たつみ・ゆい)チャン。そんな彼女が7年間のAV女優生活にピリオドをうち、最後の作品となったのがご覧の『AV引退 ~涙のファイナル&全セックス~ 辰巳ゆい』だ。

 ディスク5枚組で、最初のディスクはインタビューとラストファック、残り4枚のディスクは過去の出演作79本分のセックスシーンが収録されている。まさにゆいチャンの集大成であり、彼女のファンにとっては必見の作品だと言えよう。

 身長168センチで88センチのFカップバディのゆいチャン。デビュー当時23歳だった彼女も現在30歳。しかし、彼女の美しい肉体美は20代前半のままで全く衰えを感じさせないのだ。とくに肌のキメの細やかさは尋常ではない。シミひとつないその肌の美しさは彼女のプロ根性の現れではないだろうか? 日頃のお手入れはもちろんのこと、下着を着けることによってできてしまう痕跡すら残さないよう努力し続けていたに違いないだろう。

 そんなゆいチャンの80作目にあたるこの引退作。彼女の美しい裸体を拝めるのもこれが最後だと思うとなんとも淋しい限りである。

 冒頭は過去7年間を振り返るインタビューシーン。デビュー作では男優のチンポの大きさに恐怖してしまい控室で泣き出してしまったエピソードなども語られているのだ。そんな彼女のラストファックのお相手は、デビュー作と同じ男優。恥ずかしがりながらもその男優と熱い抱擁からのキスでプレイが開始されるのであった。

 褐色の肌をした男優と、陶磁器のようにスベスベで美しい肌をしたゆいチャンの対比がヤバいくらいにエロティックである。台本や演出ナシでただただナチュラルに絡んでいくのだが、それゆえにゆいチャンの7年間が凝縮されたセックスだと言えそうだ。

 最後のAV撮影のせいだろうか、フェラチオや騎乗位での腰振りひとつひとつを慈しむかのように行うゆいチャン。まるでカメラの存在を忘れてしまったかのように男優とラブラブな雰囲気を醸し出しているので思わず嫉妬してしまうほどである。

 そしてお互いに汗だくになって絡んだ末にとうとうその時がやって来た! 男優のザーメンが胸に発射されると、すぐにゆいチャンは男優のおチンポを愛おしそうにお掃除フェラ。

 これで、全てお終い。するとゆいチャンの中で何かが切れてしまったのだろう。突然涙を浮かべ、泣きじゃくり始めたのである。男優に抱きしめられながらも涙の止まらないゆいチャン。化粧が落ちるのも気にせず顔をくしゃくしゃにして号泣するのだ。

 そんな様子を見守っていた撮影スタッフたちも思わずもらい泣きしてしまうほど。スタッフからも愛されていた彼女の人柄がじつによく現れているシーンだと言えよう。

 ラストファックの後に仕切り直してゆいチャンが今まで支え続けてくれたファンに対してのメッセージを語り始める。ここでも感極まって号泣し出すゆいチャン。本当に性格のいい娘なんだなぁとチンポを握りしめながら思わずシンミリしてしまう筆者トコショーなのであった。

 この『AV引退 ~涙のファイナル&全セックス~ 辰巳ゆい』は、ディスク5枚組で総収録時間はなんと17時間!! お値段もリーズナブルなので、1作品あたり30円ちょっとという計算となる。ゆいチャンのファンにとってはもちろん、そうじゃない人にとってもコスパに優れている作品だ。
(文=所沢ショーイチ)

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