初の“女性用バイアグラ”、間もなく認可!? しかし副作用が…

0227joseibai_fla.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 今、初の“女性用バイアグラ”が認可間近かもしれない、と海外のメディアで報じられ話題になっている。

 説明するまでもないと思うが、バイアグラは、1998年にアメリカの製薬大手ファイザーが発売した、男性向けの初のED治療薬。

 当時、「夢の薬」として爆発的にヒットし、同社でバイアグラの敏腕営業マンだったジェイミー・レイディの手記もベストセラーに。さらに、同作をもとにした、ジェイク・ギレンホールとアン・ハサウェイ主演の映画『ラブ&ドラッグ』(2010年)まで存在する。

 まさに一世を風靡したバイアグラ。そのため、男性向けのED治療薬や性欲増強剤ばかり市場が拡大し、女性向けのものにはあまり力が注がれてこなかった。

 そして、この男女の“性治療薬格差”をさらに深めたのが、男女のからだの違いだ。

 男性の場合、勃つか勃たないか、だが、女性の場合は性的機能不全の定義を一つに絞り込むことが難しい。オーガズムを滅多に感じないことが普通の人もいれば、セックスにおいてそれを感じないこと自体が大事件の人もいる。

 だから当初、多くの科学者が“女性用のバイアグラ”の開発は「無謀だ!」と言っていたと、先に触れたバイアグラの営業マンもあるインタビューで語っている。

 そんな背景もあり、現状、医療品として正式に認められた“女性用のバイアグラ”は存在しない。

 しかし市場では、性的なものを改善することを謳う薬は“通称バイアグラ”として発売されるケースが多々あり、巷で「女性用バイアグラ」と称される商品もその一つだ。

 現在、「女性用バイアグラ」として市場に出回っているものほぼすべて、本来、女性の性生活を改善するためにつくられたものではない。たとえば、女性が濡れるようになる媚薬、としてネットなどで販売されている「ダイフルカン」は抗真菌薬だったりする。

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