初の“女性用バイアグラ”、間もなく認可!? しかし副作用が…


 そんな中、女性の性的欲求低下障害や性欲減退などの症状を改善するために開発された薬が、間もなく認可されるのではないかと注目を集めている。

 その名も、フリバンセリン。もともと、ドイツの製薬大手ベーリンガーインゲルハイムがうつ病の治療薬を研究する中で発見した成分で、抗うつ作用の他、女性の性的欲求を促す効果が臨床試験で確認されている。

 その権利を、2011年にアメリカの製薬大手スプラウト・ファーマシューティカルズ(以下、スプラウト)が買い取り、これまで米食品医薬品局(FDA)に申請してきたが、2度も認可が見送られている。

 それは、その副作用に対してFDAが慎重になっているからと言われている。フリバンセリンは、過剰な服用によって、逆に性的欲求の低下や絶頂感の遅れを招く恐れがあり、めまいや吐き気、倦怠感、眠気などの副作用もあるという。ある研究では、服用した女性の10%が眠気を感じた、という結果も。

 そんな中、スプライトは先日、FDAへの再申請を行うことを発表。これまで、FDAに認可を却下されるたびに追加の臨床試験を行うよう指示されてきたが、今回の申請は認可の可能性が高いとされている。

 認可されれば、我々男性にとっても喜ばしいことだが、服用からどのくらいで眠気が生じるのかが気になるところだ。男性にとって、これからセックスで盛り上がろうという時に相手の女性に寝られることほど辛いことはない。
(文=ツジエダサト)

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