南下する“埼玉御当地”風俗! 追われ追われて都内へ進出

0224baishun_fla.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 風俗で○番を求めるのは当然のことながら御法度である。しかし、世の中には建前というものや、暗黙の了解というものがある。かつての西川口が、まさにそうであった。

 西川口は今でこそJR西川口西口方面の一部地域に合法的なソープランド街があって、それなりに盛況のようである。しかし、それはここ数年のことで、50分で大1小5という格安価格にして、やっとの結果だとか。つまり、どこのソープも薄利多売という苦しい台所事情のようだ。

 さて、かつて西川口の主流風俗といえば『NK流』と呼ばれる、いわゆる“本サロ”であったことはご存じの方も多いだろう。『御当地サービス』とも言われ、お手頃価格で最後まで楽しめるとあって、全盛期には200軒以上の本サロが暗黙の了解とばかりに看板を出して営業していたものである。

「たとえば、最終的に同じことをするにしても吉原の半分以下の価格なワケです。西川口って埼玉県ですけど、吉原ソープのお迎えが来る鶯谷から京浜東北線に乗って20分で行くことができるんですね。なので、当時はこぞって西川口を目指しました(笑)。懐かしい思い出ですね」(当時を知る事情通Aさん談)

 ちなみにNK流サロンは30分~40分で1万2千円前後だったように記憶しているが、店の大半にシャワーが付いていて、今、振り返ってみると“設備の整ったちょんの間”といったところだろうか。これならば、交通費を差し引いてでも都内から多くのユーザーが流れてくるワケである。

 なぜ西川口が隆盛を誇ったのかといえば、表向きは取り締まる側が緩かったという理由があって、埼玉県の一部地域がそれに該当したのだろう。だから、お隣の越谷や草加といった地域でも『埼玉御当地流』を名乗る本サロが存在していた。

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