待ち合わせ場所は筆者が指定した新宿アルタ付近の大型靴屋さんの前だ。道行く不細工ちゃんを横目で凝視しながら待っていると、ほぼ時間通りにカスミちゃんが登場!
ゆれぇるぅ、おもぉいぃぃ♪
筆者に近づいてくるカスミちゃんを見た途端、ZARDの曲が脳内で再生され始めた。おいおいおいおい、地震でもないのになんだよそのオッパイの揺れは!! 照れくさそうにしながら静かに歩いているだけなのに、ブルンブルンと揺れてるじゃねえか!! こんなオッパイ、こんなオッパイ、大好きだ!!
カスミちゃんは【ワクワクメール】のプロフィール欄で3サイズが秘密となっていた。それゆえ、この事態は筆者にとって想定外の出来事でいわゆる嬉しい誤算ってやつだろう。
しばしそんなオッパイに見惚れた後、カスミちゃんの顔を確認。
おふぅっ、ええの、ええのぉ、ウヒッ!
ちょいタレ目で愛嬌がありそうなタヌキ顔だ。元フジテレビの女子アナである菊間千乃の若い頃を彷彿とさせるようなファニーフェイスなのであった。
クーッ、たまんねぇな、おい! 巨乳でタヌキ顔だなんて、最高じゃねえか!! このカスミちゃんに気にいってもらうためにも今日はとことん優しい男を演じねばなるまい。そう決心して筆者もゆっくりと彼女に近づいていき声をかけた。
「こんばんは、カスミちゃんだよね?」
「あ。はい。ショーイチさんですか?」
「うん。さっき【ワクワクメール】でメールしていたショーイチです。今日はよろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
愛嬌たっぷりの顔で受け答えするカスミちゃん。顔立ちのせいかもしれないが、なんだか笑っているようにも見える。
「あれ、なんか楽しそうだね? なんか面白いことでもあった?」
「いえ、ショーイチさんが想像通りの感じだったので……」
「え? 想像通りって?」
「すっごい優しそうだから、面白いっていうよりも嬉しいって感じです」
チッ、なんだよコイツ。いきなり褒め殺しかよ!! そんなこと言われたらプロポーズして一生幸せにしてやんぞ!!
思わぬ形で先制パンチを喰らってしまったトコショー。なんとかプロポーズの言葉をググっとこらえ、気を持ちなおす。
「俺だってめちゃくちゃ嬉しいよ」
「え? そうなんですか?」
「うん。いつもはもっと険しい顔してるけど、カスミちゃんの顔がタイプすぎて顔がニヤニヤしちゃいそうだよ」
「フフフ、ショーイチさんも楽しそうな顔してますよ」
「うん! めちゃくちゃ楽しくて嬉しいもん!!」
こうしてノリノリの挨拶を終え、ホテル街に向かうことに。途中のコンビニで飲み物を購入してから無事にホテルへ到着。いつもよりグレードの高いホテルを選び、フロントのパネルでも一番料金の高い部屋を選ぶトコショー。一番安い部屋より1.5倍も料金の高い部屋だったが、見栄っぱりゆえついつい頑張ってしまうのだ。