「モテなさそう」AKB48の16歳メンバー、ファンに煽り発言を連発! 疑似恋愛から「辛対応」に急激転換の理由


 相笠に限らず、AKB48のシングル「希望的リフレイン」でセンターに抜擢された宮脇咲良(16=HKT48兼任)が「もしかしたら755にコメントしてる人でさくらんの将来の旦那さんがいたりして」というファンからのコメントに「それはいないと思う」と答えるなど、最近はメンバーの塩対応ならぬ「辛対応」が目立っている。

 アイドルといえば、疑似恋愛的なイメージでファンをつかむのが鉄則。万に一つの可能性だったとしても「もしかしたらアイドルと…」という気持ちがあるからこそ、握手会などの接触イベントに大金を注ぎ込むというファンは多いはずだ。だからこそAKBグループは「恋愛禁止」を掲げているのであり、お客に淡い期待をさせつつも絶対に一線を超えないというスタンスはキャバクラ嬢にも通じるところがある。

 しかし、こういった「辛対応」でファンを突き放すのはアイドルグループのビジネスモデルを根底から覆すようなものだ。気持ちは分からないでもないが、アイドルとしては問題があるとの批判があるのも理解できる。若気の至りという見方もあるが、なぜこのような対応が相次いでいるのだろうか。

「AKB48のエース格である島崎遥香(20)の『755』でのファン対応の影響でしょう。島崎は『男性も女性もAKBに興味がない人に惹かれます』などと発言し、さらに『握手会にイケメンだと思った人はいますか?』との質問に『いません』と答えるなどファンを切り捨てる書き込みを連発。それが『媚びないところがカッコイイ』などとグループの内外で好評だった。島崎は次世代メンバーにとって憧れの存在ですから、彼女に影響されて若手たちがファンに同じスタンスで対応するようになった」(前同)

 かねてから「塩対応」が持ち味となっている島崎であればファンも分かった上で楽しめるだろうが、若手が下手に真似をすれば大事故に発展しかねない。それを運営サイドが野放しにしているのは不思議だが…。

「AKBグループは『会いにいけるアイドル』として握手会商法を軸に発展してきましたが、距離感を間違えたファンによる問題行動が悩みのタネになっていた。昨年5月には握手会でメンバーが襲撃される事件が発生し、ほかにも中学生メンバーに求婚を断られたファンが裁判を起こす騒動などが起きている。これ以上、ファンに勘違いをさせないためにも『辛対応』は効果的だと踏んでいるのでしょう。また、運営サイドにとっては『755』の利用者を増やすことが最近のビジネス上の命題となっており、そのためにはメンバーのトークがニュースで取り上げられたりといった話題性が重要。そういう意味でも『ほかで見られない素の発言が見れる』というのはユーザーを呼び込むウリになりますから、若手メンバーの暴走を逆に歓迎しているようです」(芸能関係者)

 今回の騒動で相笠の知名度は急上昇しており、ブレイクのきっかけにもなりそうな気配。ファンとの疑似恋愛で成長してきたAKBグループだが、それを自らブチ壊すことで次なるステージに進もうとしているのかもしれない。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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