指原莉乃、秋元康氏の発言にガチギレで握手会中止騒動に発展…総合プロデューサーに食って掛かっても許される特殊な「愛され度」


 騒動から約2時間後、指原は「元気になったよ!次から握手ちゃんと出るね」とツイート。握手会は「指原莉乃第4部」が実際に中止になったものの、5部以降に参加することになり、一応の収束となった。握手会後には同じく秋元氏の発言で被害をこうむったAKB48の峯岸みなみ(22)が「握手会おわりのさっしーとお家で鍋したよ。さしこが元気なかったので今日は奮発したった。作ったのはさっしーだけどね(笑)。元気に笑ってたからみんな安心してね」と自身のTwitterで報告しており、仲間からの気遣いによって傷は癒されつつあるようだ。

「指原はAKBグループの中でも秋元氏の超お気に入りメンバー。ラジオ番組で『ゲロブス』という指原のあだ名がネット上で広まっていることを知って大喜びするなど、秋元氏の“指原イジリ”は日常茶飯事です。今回も秋元氏にとってみれば愛情表現の一種だったのでしょうが、指原は意外とネットニュースなどを頻繁にチェックして自身の評判を気にしていますから、行き過ぎが許せなかったのでしょうね。単なる話題作りという見方もありますが、本当に指原は秋元氏の態度に以前からイラついていたようですよ」(芸能関係者)

 また、この出来事はAKBグループ内での指原の別格さが垣間見えるとの見方もある。

「いくら秋元氏の発言が無神経だったとしても、それにケンカ腰で抗議できるメンバーは他にいない。しかも、実際に握手会4部が中止になってしまったのだから、ネット上のやり取りを超えてファンやスタッフも巻き込んだ騒動になっている。ここまでやっても許される指原は、AKBグループ内でも完全に別格の存在ということ。指原の激怒に秋元氏が平身低頭になるくらいですから、どれほど愛されているか分かろうというものです。仮にグループを卒業しても秋元氏との関係が続くことは間違いなく、それは秋元氏と縁の深い大手広告代理店『電通』との関係が継続することも意味する。『オヤジ殺し』の才覚によって指原はアイドル界で他に類のないポジションを獲得している」(前同)

 一昨年、秋元氏は指原から急に食事に誘われて「相談があるのかな」と心配しながらスケジュールを合わせたが、指原が「明日は撮影なので台本を暗記しないといけない」と滞在30分ほどで帰宅したというエピソードをラジオ番組で語っていた。秋元氏は「誰かと会うまでのヒマ潰しに使われた」と推測し、あまりの扱いに腹が立ったと言っていたが、その口調はなぜか上機嫌。指原の非礼を喜んでいるかのようだった。

 指原はグループ内でも決して「美人」の類ではないが、ここまで秋元氏に愛される理由はどこにあるのだろうか。

「芸能界の権力のあるオヤジたちは『優等生タイプの美人』に飽き飽きしていますからね。それなりの地位になると、周囲の反応は判で押したように同じで自分を立ててくれる。だからこそ、指原のように自分に突っかかってくるくらいの女の子に魅力を感じるのです。そういった女の子を可愛がっていることが、自分の器量の大きさを証明しているかのようなナルシシズムを満足させることにもなる。しかし、これは一歩間違えれば単なる『失礼』になってしまいますから、誰にでもできるものではない。美人にはできない指原ならではの『愛嬌』によって秋元氏の寵愛を勝ち取っているのです。正統派アイドルが高級クラブのホステスなら、指原はオヤジ人気のあるスナックのお姉ちゃんタイプのようなものでしょう」(芸能プロ関係者)

 今回の騒動も秋元氏にとってみれば「じゃれあい」でしかなく、行き過ぎたイジリに指原がお灸をすえたという構図のようだ。まさに「女は愛嬌」。ここまでやれるほど芸能界の大物との関係性が強固ならば、指原の今後の芸能人生は安泰といえそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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