マツコ・デラックス、年内引退説を吹き飛ばす大活躍! 止まらない快進撃のワケ


 現在、テレビ・ラジオ含めて8本のレギュラーを抱えるマツコ。そのすべてを1年で片付けるのは無理があるのかもしれない。さらに別の関係者は、どんなにマツコが引退の理由を説明しようが、それを受け入れない人々も多いと話す。

「事務所はもとより、彼女のスタイリストやメイクなども含めて、周囲の人間は引退に反対するでしょう。そうした人々は、彼女のおかげでご飯を食べているわけですからね。当然、マツコが引退すれば、その分の食い扶持を失うわけです。ほかにも、彼女が出演する番組のスタッフも、何としてでも引退は阻止するでしょう。今や視聴率女王と呼ばれるマツコの番組に関わっていれば、突然打ち切りになるようなこともありません。人気番組ですから、テレビ局も制作費をケチるようなマネはせず、自分の懐も潤う。まさにマツコ利権ですね(笑)」(テレビ関係者)

 ゴールデンタイムのバラエティともなれば、100人以上のスタッフが携わっている。ひとつの番組で、それだけの人数が動いているのだから、さすがのマツコも勝手な判断はできないだろう。そして、そんなスタッフたちは、マツコのために番組作りに励んでいるという。

「マツコの番組には、彼女の喜びそうな企画が多い。たとえば、『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)の人気コーナー『日本三大○○』は、ニッチな目線を持つマツコのために考えられた企画といえます。また、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)や『マツコの知らない世界』(TBS系)には多くの素人が登場しますが、これもマイナーなものに目がないマツコの個性に合わせたもの。こう説明すると、タレント本位の番組作りという批判が起こりそうですが、いずれの番組も高い視聴率を記録しているため、今後も同じような企画は続くでしょう」(バラエティ放送作家)

 マツコを意識して練られた企画は、そのまま視聴者の興味をそそるものになるということか。すでに芸能界で確固たる地位を築いているマツコだが、その要因は誰よりも視聴者に近い感覚を持っていることなのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

men's Pick Up