インディーズながらオリコン1位の快挙! アイドルシーンの真ん中に躍り出た『仮面女子』の人気と実力は本物か?

0108kamenjoshi_main.jpg※イメージ画像:仮面女子『元気種☆』デストロイレコード

 アイドル・グループ戦国時代と呼ばれる昨今、「ポストAKB」「ポストももクロ」の座を巡って、依然、シーンはしのぎを削っているのが実情だが、そんな中、一気にそのポジションに躍り出たと言えるのが『仮面女子』だ。先だって、元日に発売された3rdシングル『元気種☆』はインディーズ・レーベルからのリリースながら予約枚数と販売枚数の合計が13万枚を超え、インディーズ女性アーティストとしては初のオリコンウィークリーチャートで1位を記録。新年早々、アイドル・グループ界の台風の目として、俄然注目を集めることになったわけだが、はたして、その人気と実力は本物なのだろうか?

「“最強の地下アイドル”をコンセプトに、ジェイソンマスクがトレード・マークの『アリス十番』、ガスマスクの『スチームガールズ』、鉄仮面の『アーマーガールズ』の3つの仮面ユニットからなるアイドル・グループです。爽やかなアイドル・ソングと重厚なメタル・サウンドの融合という独特の音楽スタイルに加え、ライブ中、メンバーが次々にステージからオーディエンスに向かってダイブしたり、ファンがかつぐゴムボートの上に乗って客席を回るなどの大胆パフォーマンスで話題を呼び、着実に動員を増加させてきました。今年11月23日にはさいたまスーパーアリーナでの単独公演も決定済みで、AKBやももクロに最も近い位置にいる新進アイドル・グループと言っても過言じゃないでしょう」(アイドル誌編集者)

 1月7日からは、インディーズ・アイドルとしては前代未聞の地上波の冠番組『仮面女子のやっぱ全力だね~!』(テレビ東京系)もスタートし、文字どおり、その勢いはとどまるところを知らない。アイドル事情に詳しいライターの織田祐二氏にも聞いてみた。 

「AKBを超えられるかは目下のところ微妙ですが、『でんぱ組.inc』のようなドメスティックな独自路線で、唯一無二の存在のグループとしてさらなる飛躍は期待できるはずです。ただ、インディーズ・レーベルのCDを17万枚以上も売り上げてしまうのは驚異的というしかない。これで仮に、流通のしっかりしたメジャー・レーベルに移籍したら、どこまで売り上げを伸ばすのかは興味あるところですね。余談ながら、過去5年間でシングルの1位をなぜか一度しか取っていない『ももいろクローバーZ』と比較してみるのも一興かも。今月末にリリースされる、アメリカの人気ハード・ロック・バンドのKISSとのコラボ・シングルが何位になるのか注目したいところです」

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